宇宙Ｇメン
子供向けの番組はスポンサーの商品を売る関係上、最低でも半年間の放送が基本です。しかし低視聴率のため３ヶ月で打ち切られる番組もいつくかあります。今回紹介するこの「宇宙Ｇメン」は３ヶ月分製作されたものの、それ以下の２ヶ月で打ち切りになったという珍しい作品です。月光仮面を初めとするヒーロー番組が落ち着いて来た昭和３８年に放送されました。このアイテムはその番組のＤＶＤボックスです。
あらすじをざっくりいうと、南の島でロケットの研究・開発をしている博士の元に、研究を妨害しようと悪の組織「デモン帝国」が立ちはだかるというもの。ロケットが危機に陥ると博士の助手が「宇宙Ｇメンを呼んで来ます」といなくなり、入れ替わりに宇宙Ｇメンが登場。さてその正体は誰でしょう？ 分かり易い話です。宇宙Ｇメンは画像の様にヘルメットに宇宙服、目の部分だけマスクというシンプルな出で立ちです。
毎回クライマックスは宇宙空間を舞台に宇宙Ｇメンとデモン帝国の宇宙戦闘機同士が激しいドッグ・ファイトを展開する・・・ハズなんですが予算と技術の関係で糸で吊られたミニチュアが右から左、左から右、奥から手前、手前から奥、とス～ッと移動するだけ。緊張感とか躍動感とかは一切無縁ですｗ で、最後はＧメン機の機銃のアップ→バリバリバリ→ドッカ～ン・・・終了。何ともワンパターンです。
そんな中でショボい話をひとつだけ。秘密基地をＧメンに発見され、ボコボコに破壊された司令官は慌ててロケットで宇宙へ。ここまでくれば安心と思ったら急いで発進したため搭乗員の乗り込み口に部下の足が挟まったまま。「大変です！ 空気が漏れています!!」「な、なに～っ!?」→ドッカ～ン・・・何だこの展開ｗｗ
因みに第一話のゲストで死んでしまうロケットのパイロット役で無名時代の栗塚旭が出演しています。栗塚さんはこの後新選組の土方歳三役で大ブレーク。それを知っていると「うわぁ、宇宙ボタルだ、綺麗だなぁ」なんて言ってる姿に「土方さん、何やってるんスか!?」と思わず突っ込みを入れたくなりますｗ
https://youtu.be/UJPQzUGWgz4?si=aIqI-_aNAwph94Ef
#特撮 #宇宙Ｇメン
sat-2019
2023/10/22 - 編集済み「Gメン」といえば「Gメン'75」の世代ですので、こちらの特撮作品は、今初めて知りました。
スポンサー、三洋電機なんですね。
ちょうど、明朝体になる前の電機書体のロゴですね。
「ジャングル大帝」のオープニングでも登場した三洋電機のあのロゴ、カッコよくて好きです。
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オマハルゲ
2023/10/22sat さん、コメントありがとうございます。
マイナーな作品ほどマニアは欲しがるもので、この作品は早いうちからビデオ化されて流通してました。その頃レンタルで見て「なんじゃこりゃ」状態でしたｗ
今回オークションで安く手に入り、ビデオで見て以来の鑑賞となります。
三洋電機は手塚アニメ「ジャングル大帝」なんかもスポンサーでしたね。
https://youtu.be/Z0BjVvALxbQ?si=NnAfjutIbTBhKRC-
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sat-2019
2023/10/22かなり早い段階からビデオ化されていたとは、知りませんでした。
「テレビ探偵団」などでも取り上げられた記憶がないだけに、私にとってすごくレアな感じがします。
特撮のクオリティやストーリー展開がとても「ゆるい」のも興味深いですね。
YouTubeのリンク、ありがとうございます。
「ジャングル大帝」の本放送時のオープニングが、エノケンさんのこちらの映像だったと伺っております。
ちなみに、物心ついたときの家のテレビが、1972年式のサンヨーの「ズバコン」がついたテレビでした。
ズバコンはすぐに壊れてしまいましたが、テレビ本体は1980年代半ばまで使用していました。
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オマハルゲ
2023/10/22うちの初代ビデオデッキ、ソニーのＪ１なんか有線式のリモコンでした。時代を感じさせますね。
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sat-2019
2023/10/23気になって調べてみたところ、他の館長さんが同機種のカタログをアップされているのがヒットしました。
確かに有線式のリモコンがついており、またデッキの厚みも時代を感じさせますね。
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Jason1208
2023/10/22 - 編集済み後年、特撮ドラマ『スターウルフ』をスポンサー提供する三洋電機らしい番組ではあります。
東芝、松下電器など電機会社は、比較的SFドラマに理解があって、その結果、特撮ドラマに関わることが多かったように思います。
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オマハルゲ
2023/10/22好意的なスポンサーがあってこその特撮作品ですね。
宇宙Ｇメンを制作した日本電波映画という会社は普通のドラマも作ってましたが特撮作品だと本作、「アゴン」「ジャングルプリンス」「白獅子仮面」と短命に終わった作品ばかりです。他社と違ったのをやろうとした点はアッパレですが時代に合わなかったり予算面で厳しかったりしたんだろうと思います。
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8823hayabusa
2023/10/23 - 編集済みこの作品は昔、古本屋でＶＨＳソフトが売られていて知りました。 荘司としおの漫画版もチラリ見かけた様な記憶も←定かではありませんが。
なんか【海底人８８２３】に匹敵する特撮番組ですね♪ でもマニアはだからこそ買ってしまう・・・なんとなく解ります（笑）
だけど作品の内容とか動画は初めて知りました。
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オマハルゲ
2023/10/23他にもロボットと言い張って、工事用ヘルメットを被ったショッカーの戦闘員みたいな集団が出てきますが、顔が銀紙で作ったジャイアント馬場みたいで腰砕けw
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