Fairport Convention / Liege & Lief

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(1969)
この年の5月に自動車事故でマーティン・ランブルが死去し、デイヴ・マタックスが加入して録音は始められた。さらに、前作にも参加していたフィドル奏者のデイヴ・スウォーブリックもバンドに加入した。この2人の加入がバンドの音を決定付けた気がする。
イギリスのトラディショナル・ソングに新たな息吹を吹き込んだこのアルバムは、メンバーの高い技術が結集されているようだ。トラッドとエレクトリック・サウンドを見事に融合させた本作は、アメリカのフォーク・ロックに対しての返答だと思う。そして、ディランやザ・バンドが“The Basement Tapes”に大きな刺激を受けていた感じがする。
最高傑作と言われているこのアルバムの発売前に、サンディ・デニーはバンドを脱退してしまった。

《songlist》
01. Come All Ye
02. Reynardine
03. Matty Groves
04. Farewell, Farewell
05. The Deserter
06. Medley: The Lark in the Morning / Rakish Paddy / The Foxhunter's Jig / Toss T
07. Tam Lin
08. Crazy Man Michael

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