Graham Parker / Cloud Symbols

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(2018)
2015年のアルバム“Mystery Glue”以来となるグレアム・パーカーの24枚目のアルバム。パーカー、ニール・ブロックバンク、タック・ネルソンのプロデュース。
前作はルーモアとのアルバムだったが、このアルバムではマーティン・ベルモント(g)、ゲラント・ワトキンス(key)に、サイモン・エドワーズ(b)とロイ・ドッズ(ds)のリズム隊で構成された、新しいバンド“ザ・ゴールドトップス”がパーカーを支えている。
もともとは、映画監督のジャド・アパトーからテレビ番組への楽曲以来から始まったもので、その“Love Comes”を録音するために集められた“ザ・ゴールドトップス”とのセッションからアルバム制作へと繋がっていったようだ。
マーティン・ベルモントの紹介で、ニール・ブロックバンクをプロデューサーに迎えたが、ブロックバンクはアルバム制作途中の5月30日に癌のため死去してし、ブロックバンクの意志を継いだアルバムとなった。
1曲目の“Girl in Need”から、どこか懐かしさを感じる音作りが聴いていて楽しくなってくる。この曲を含めて6曲で“ザ・ルーモア・ブラス”が参加して彩りを加えている。凝った感じではなくシンプルな演奏が心地よく、個人的には“Bathtub Gin”がこのアルバムでいちばんハマっている曲。
このアルバムを引っさげての来日を期待したい‼︎
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Girl in Need
02. Ancient Past
03. Brushes
04. Dreamin'
05. Is the Sun Out Anywhere
06. Every Saturday Nite
07. Maida Hill
08. Bathtub Gin
09. Nothin' from You
10. What Happens When Her Beauty Fades?
11. Love Comes

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