-
Stone Foundation / Everybody, Anyone
(2018) ストーン・ファウンデーションの8枚目のアルバム。ニール・シェイスビーのプロデュース。 このアルバムで話題となっているのが、ザ・スタイル・カウンシルの3人が参加した“Carry The News”だろう。ポール君はバッキング・ヴォーカルだけなのでそんなに存在感は無いが、スティーヴ・ホワイトのキレのあるドラムがいい。フィリップ・フォードドラムも悪くはないが、この曲の後半を盛り上げているのは確実にホワイトのドラムだと思える。 ポール君は“Only You Can”でギターを弾いていて、この曲ではアヴェレージ・ホワイト・バンドの“ヘイミッシュ・スチュアート”がヴォーカルで参加している。“ Please Be Upstanding”ではドクター・ロバートがギターで参加と話題満載のアルバムとなっている。ちなみにタルボットは4曲で鍵盤楽器を演奏している。 UKのソウル・シーンはほとんど聴いていないが、80年代にポール・ウェラーが蒔いた種が実っているかもしれない。 ってよか、国内盤のせい?で輸入盤が全く店頭に並んでいないのがかなり残念なことだ。おかげで2ヶ月以上も遅れて聴くことになった…。いろいろオトナの事情があると思うが、CD屋さんは輸入盤も入荷しておいてください。 個人的には1曲目の“Sweet Forgiveness”にハマっている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Sweet Forgiveness 02. Standing on the Top 03. Don't Walk Away 04. Give the Man a Hand 05. Next Time Around 06. Carry the News 07. Only You Can 08. Heavenly Father 09. Belief 10. Please Be Upstanding 11. Rise Above It
100% Recordsk-69
-
Graham Parker / Cloud Symbols
(2018) 2015年のアルバム“Mystery Glue”以来となるグレアム・パーカーの24枚目のアルバム。パーカー、ニール・ブロックバンク、タック・ネルソンのプロデュース。 前作はルーモアとのアルバムだったが、このアルバムではマーティン・ベルモント(g)、ゲラント・ワトキンス(key)に、サイモン・エドワーズ(b)とロイ・ドッズ(ds)のリズム隊で構成された、新しいバンド“ザ・ゴールドトップス”がパーカーを支えている。 もともとは、映画監督のジャド・アパトーからテレビ番組への楽曲以来から始まったもので、その“Love Comes”を録音するために集められた“ザ・ゴールドトップス”とのセッションからアルバム制作へと繋がっていったようだ。 マーティン・ベルモントの紹介で、ニール・ブロックバンクをプロデューサーに迎えたが、ブロックバンクはアルバム制作途中の5月30日に癌のため死去してし、ブロックバンクの意志を継いだアルバムとなった。 1曲目の“Girl in Need”から、どこか懐かしさを感じる音作りが聴いていて楽しくなってくる。この曲を含めて6曲で“ザ・ルーモア・ブラス”が参加して彩りを加えている。凝った感じではなくシンプルな演奏が心地よく、個人的には“Bathtub Gin”がこのアルバムでいちばんハマっている曲。 このアルバムを引っさげての来日を期待したい‼︎ 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Girl in Need 02. Ancient Past 03. Brushes 04. Dreamin' 05. Is the Sun Out Anywhere 06. Every Saturday Nite 07. Maida Hill 08. Bathtub Gin 09. Nothin' from You 10. What Happens When Her Beauty Fades? 11. Love Comes
100% Recordsk-69