Lizz Wright / Grace

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(2017)
リズ・ライトの6枚目のアルバム。ジョー・ヘンリーのプロデュース。
ヘンリー組のジェイ・ベルローズのドラムとデヴィッド・ピルチのベースを核として録音されているので、安心して身を任せられる感じがする。
マリア・シャープと共作した“All the Way Here”以外はカヴァーとなっていて、アラン・トゥーサンの“Southern Nights”、ニーナ・シモンの“Seems I'm Never Tired Lovin' You”、レイ・チャールズの“What Would I Do Without You”、ボブ・ディランの“Every Grain of Sand”などなど聴きごたえのある選曲となっている。
1曲目の“Barley”は2016年にヘンリーがプロデュースを行なったバース・オブ・シカゴの曲だが、このラインナップに並んでいるのがすごい気がする。
多くのヴォーカリストが歌っているスタンダード曲のひとつ“Stars Fell on Alabama”が必聴と言える感じだ。演奏といい、ライトのヴォーカルといいかなりのクオリティーだ。
ってよか、このアルバムはジャズのコーナーに置かれていたが、ジャズと言えるのかが疑問だ。やはり、ジャンル分けに疑問を感じる…。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Barley
02. Seems I'm Never Tired Lovin' You
03. Singing in My Soul
04. Southern Nights
05. What Would I Do Without You
06. Grace
07. Stars Fell on Alabama
08. Every Grain of Sand
09. Wash Me Clean
10. All the Way Here

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