Roy Orbison / The Big O

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(1970)
ロンドン・レコードからリリースされた、ロイ・オービソンの12枚目のアルバム。ロン・ランドールとウェズレー・ローズ(“Penny Arcade”のみ)のプロデュース。
ライヴ・アルバムを作りたかったオービソンと、そのプランに反対したMGMレコードとの間に確執が生まれた。そのため、ロンドン・レコードからアルバムがリリースされたが、ライヴ・アルバムでは無かった。
イギリスのバンドの“ジ・アート・ムーヴメント”がバックで演奏している。そのためだろうが“Down the Line”以外はカヴァーとなっていて、バック・アップ・ヴォーカルとストリングスは、ナッシュビルでのオーヴァー・ダビングとなっている。
選曲はかなり良いので楽しめる内容だが、残念なのは演奏が微妙かもしれない。
ローズがプロデュースした“Penny Arcade”は、ジム・ホールがアレンジを行っている。シングルとして1969年にリリースされていた曲だが、イギリスで最後のチャート・インとなる27位となった。

《songlist》
01. Break My Mind
02. Help Me, Rhonda
03. Only You
04. Go, Go, Go (Down the Line)
05. Money
06. When I Stop Dreaming
07. Loving Touch
08. Land of a Thousand Dances
09. Scarlet Ribbons (For Her Hair)
10. She Won’t Hang Her Love Out (On the Line)
11. Casting My Spell on You
12. Penny Arcade

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