- Railwayfan Museum
- 325F 航空館 全日空商事 ダイキャストモデル 1/500
- 全日空商事 【1/500】〔NHS52005〕 中日本エアライン フォッカー50 JA8200 /エアーセントラル フォッカー50 JA8889 2機セット
全日空商事 【1/500】〔NHS52005〕 中日本エアライン フォッカー50 JA8200 /エアーセントラル フォッカー50 JA8889 2機セット
中日本エアライン フォッカー50 レジJA8200
エアーセントラル フォッカー50 レジJA8889
フォッカーF50(F27MARK50)は、オランダのフォッカー社のF27フレンドシップ(友情)の後継機として設計された機体です。
私が1964年、全日空に入社した時、F27(40人乗り)はロールスロイス・ダートエンジン(4枚プロペラ)装備で保有機数25機は世界一の保有航空会社でした。
1961年から1973年まで全日空のローカルのビームラインの主力機として活躍していました。
Auto-Pilot・RADARの装備はなく当時のパイロットは悪天時苦労したようですが、故障の少ない信頼性の高い機体でした。
1999年NAL(中日本エアラインサービス)に再就職したら26年振りにFokkerとの再会でした。
F50の容姿は兄のF27とほとんど同じで、全長が約2m強長くなって座席が56席となり、エンジンはプラット&ホイットニーカナダPW125B(コンピューター制御)で、プロペラはDowtyの6枚ブレードに変わりやさしい音に変わっていました。
NALが日本ではじめてのF50の保有航空会社で1990年1号機を導入し、不定期航空運送事業の免許を取得し2地点間旅客輸送として、名古屋(小牧)一富山・米子・高松線の運航を開始しました。
その後、2002年2月本邦
航空運送事業の免許を取得した後、50席仕様の4号機(JA01NV)購入し、「赤鼻のポチ」の愛称(コールサイン:ALS(アリス エアー))で晴れて定期航空として、北は函館、南は奄美大島(チャーター便)まで日本各地飛び回りF50ファンから愛されてきました。2005年2月17日セントレア(中部国際空港)開港と同時、NALからCRF(エアーセントラル)に社名変更となり、ANAとの運送の共同引き受けとしてANA便を運航することになり「赤鼻のポチ」から、ANAの塗装に変わり運航をしております。
(元Aircentral 運航サポ一卜部 空屋利一より)
フォッカーF50 (F27MARK50)はプロップ機の中でも騒音が少ないことに加え、高翼機であるため全席から窓の下に広がる景色を楽しむことができる大変乗り心地の良い飛行機です。
NAL(中日本エアラインサービス) 塗装のF50は「赤鼻のポチ」の愛称でも親しまれたように、外見も可愛く、機内の照明は暖色系でどこか温かみを感じます。
また、50席仕様のJA01NV機は、全席革張りシートで高級感を味わうことができます。現在ではANA塗装となり、エアーセントラルが運航するF50も、日本では間もなく見納めとなりますが、安全性にも定評のあるF50は、今後も世界の空で活躍していくことでしょう。
(元AirCentral運送客室部 岡戸 麻衣より)
※モデル発売日の情報です。