全日空商事 【1/500】〔NH50036〕 ANA B767−300 "全日空漢字ロゴ"

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全日空 B767−300 全日空漢字ロゴ
レジJA8578

BOEING767-300型は今後のジェット化、需要増に対処すべく1985年4月1日に発足した次期300席クラスの新機種選定委員会(委員長近藤秋男副社長)によってAIRBUS A300-600R型と比較検討され1985年12月内定した中型旅客機である。
確定15機、オプション10機の計25機が発注され翌1986年3月、装着エンジンにゼネラル・エレクトリック社製CF6-80C2が採用決定している。
BOEING767型は従来のB737、B727に代わる次期中型機として1979年に導入が決定し-200型が1983年から導入された。コックピットには6面のCRTディスプレイを備え必要なデータをディスプレイに表示することで計器類の大幅な集約化が図られており完成度の高いFMS(Flight Management System)を装備するコンピューター化が進んだ高い安全性を誇る第4世代機である。
B767-300型はB767-200型の胴体を6.43m延長したストレッチタイプ(長胴型)で座席数は-200型の234席と比較して20%強増席の国内線288人乗り仕様(2008年現在、279席)である。
1987年6月30日に初号機JA8256を受領し初就航は1987年7月10日。
就航初日の飛行ルートは東京一熊本一大阪一松山一大阪一長崎一東京であった。
国内線用に導入されたがB767-300型は近距離国際線への就航も可能であった為、後の国際線用-300ER型の導入に先駆けて1988年(昭和63年)7月1日より成田一ソウル線にも244席仕様で就航している。
その後ANAは1989年5月24日にB767-300型を確定10機、オプション10機追加発注した。
この時点でANAのB767型機の確定発注機数が合計60機に達し世界最大のBOEING767型ユーザーとなった。ANAでは1998年のJA602Aまで導入が続きER型と合わせて2008年10月1日現在でBCF改修中の1機を除く54機が国内線・国際線に活躍中である。
単一機種で54機はANA機最大であり全国の空港でその姿を見ることが出来る。
大型機ではないがANAを代表する主力機種のひとつに挙げられる理由でもある。
JA8274、JA8275、JA602Aの3機はANA&AJX共通事業機に指定されており国際線装備のある国内線機、ETOPS(ANA/AJX120分対応)機である。
BOEING767-300型は国内30空港以上に就航可能なところから1993年のJA8579がマリンジャンボジュニアの愛称で登場、以後多くの特別塗装機が登場している。
JA8578は1993年9月に製造されたB767-300型(ER機含む)の導入30号機目。Bボーイング製造番号25658。
ポケモンジェット1998特別塗装を経てANA国内線に就航中。
モデルは全日空漢字ロゴで残る2009年頃の姿。

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