全日空商事  【1/500】〔NH50041〕 B747−200B JA8175

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B747−200B
レジJA8175

B747-200B型はANA長距離国際線機材として1986年から導入されたスーパージャンボである。
SHORT RANGE のSRに対してLONG RANGEのLRの路称で呼称され11,700kmに及ぶ航続距離で北米線ダイレクト運航が可能となった。
装備エンジンはゼネラルエレクトリック社のCF6の改良型CF6-50Eエンジンで52,500ポンドの推力で最大離陸重量約3771。
ANAに国際線専用機材が導入されたのは初めてでありファースト、ビジネス、エコノミーの3クラス(P24席、J80席、Y211席の計315席
仕様)の国際線サービスもこのB747-200B型からはじまった。
ANAのB747-200B型は1986年7月に1,2号機が日本に到着、米本士慣熱訓練飛行の後1986年7月16日、成田一ロサンゼルス線に就航した。導入機数は計6機。
ワシントン、ロンドン、パリ、ニューヨーク、フランクフルトなど欧州線の多くがB747-200型により開設され、ANA長距離国際線のさきがけとして果たした役割は大きい。
改良型であるB747-400型、双発長距離機B777-200ER型等の後継機材の導入が進みJA8181,JA8182,JA8190,JA8192の計4機が貨物型B747-200SF(SPECIAL FLIGHTER)に改修されNCA機となった他、JA8174とJA8175の2機はスーパーシート18席を含む456席仕様として国内線投入機材となった。JA8175は1986年6月に国際線用に製造されたB747-200B型の2号機でボーイング製造番号23501。
1986年7月17日の成田-ロサンゼルス線からライン提供され長らく欧米線を中心とする国際線に活躍してきたが国内線投入の2005年12月に退役となった。
JA8175はANAに残った最後のLR機であった。空の大量輸送時代の象徴ともいえるスーパージャンボもSR型に残る最後の1機である(JA8157)が2006年3月10日の鹿児島-羽田624便をもって退役した。

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