鉄道コレクション  JR 201系 中央・総武緩行線A 5両セット

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JR201系は1979年(昭和54)年に、当時の国鉄中央線に試作車が投入されました。老朽化・陳腐化が進んでいた101系をフルモデルチェンジし、20年先も通用するアコモデーションや、サイリスタチョッパ式制御、電力回生ブレーキ等を採用した意欲的な車輛です。
1981(昭和56)年に試作車の試験結果を反映した量産車が登場しました。量産車では制御機器の改良や、メンテナンスフリー化を図ったブラシレス電動発電機や空気圧縮機を採用、試作車では長かった先頭車の全長を中間車と統一し、室内高さを広げるなどの改善がされました。
中央快速用車両は6+4両の分割編成が国鉄三鷹電車区及び国鉄武蔵小金井電車区に投入され、10両貫通編成は国鉄三鷹電車区及び国鉄豊田電車区に配置されました。その他の線区では、中央・総武緩行線用に国鉄中野電車区へ6+4両の分割編成、東海道緩行線用には国鉄高槻電車区及び国鉄明石電車区に配置されました。JR東日本201系ミツ19編成は、1985(昭和60)年3月に川崎重工で製造された6+4両の分割編成で国鉄中野電車区に配属されましたが、1986(昭和61)年3月ダイヤ改正にて車両配置の集約化に伴い三鷹電車区へ配置変更され、2002(平成14)年に青梅線用として使用する為豊田電車区へ転属となりました。
車体色は総武・中央緩行線用として、101系と同じカナリアイエロー(黄色5号)の塗装で新製配置されましたが、青梅線用転属の際には中央線用と同色のオレンジ(朱色1号)に塗装変更されました。
同車は、軽装車と呼ばれる国鉄末期の車両新製費抑制の為のコストダウンが施された車両で、側面窓を103系同様の上段上昇下段上昇式とし、前面ジンカート処理板をアルミ着色板へ変更、通風器の材質変更、車番のステンレス切り抜き文字の廃止、ブレーキ制御装置の蓋の廃止、台車は軸ばねをエリゴばねとしたTR231A/DT46Bへ変更するなど外観から容易に見分けることが出来ます。
また、ミツ19編成は201系ラストナンバー編成であり、この編成をもって201系の新製は終了しました。

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    db108

    2021/05/06

    総武線は中央快速と違い201系の投入も中途半端でしたね。
    当初の計画では山手線に205系を投入し終わったら、次は総武線に投入する予定だったみたいです。
    模型ですが随分と明るい黄色ですね?
    自分は関水の製品を見慣れているのでかなり色合いが違う感じです?

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      Railwayfan

      2021/05/06

      コメントありがとうございます。
      201系は中央快速の車両として開発されたゆえに積極的に導入されていましたが、総武線側の方はあまり導入されておらず、地味な存在で103系のカナリアの高運転台の車両ばかり目立っていました。
      205系も総武線用に開発される予定だったんですね。結果的には山手線の205系のお古が総武線に導入ましたね。
      モデルはKATOの方は暗めの黄色で鉄道コレクションの方がレモンイエローとなっており明るめになっております(^^)
      個人的にはKATOの方が実車に近い色かと。

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