ドラゴン【1/400】パンアメリカン航空 A310-300

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パンアメリカン航空
A310-300
レジ N812PA

エアバスA310 はエアバス・インダストリー(後のエアバス)が開発・製造した中型の双発ジェット機。
A300の胴体を短縮して座席数を200席強とした旅客機として開発し、ボーイング機と直接的に競合した初めてのエアバス製品となった。
さらに、システムのデジタル化や自動化を進めつつ、いわゆるグラスコックピットを導入、A310は操縦士2人だけで運航可能なワイドボディ機の先駆けとなった。
A310のエンジンはターボファンエンジンで、ゼネラル・エレクトリック社とプラット・アンド・ホイットニー社の製品を装備する仕様が存在する。
シリーズの派生型である300型は先に登場した同じく派生型の200型と寸法は変わらずに航続距離を延長した発展型となっており、1985年にスイス航空によって初就航した。
水平安定板内に燃料タンクを設け、主翼のタンクとの間で燃料を移送させることで、機体重心位置を制御するシステムを旅客機として初めて採用している。
300型では機体を軽量化するために、複合材料の使用範囲が拡大され、使用量は合計6.2トンとなり、量産旅客機として初めて、1次構造材として垂直安定板の主構造にCFRPが採用されている。
床下貨物室に追加装備が可能な補助燃料タンクACTが用意された、ACTはLD-3貨物コンテナ2個分の寸法で、容量が7,200リットルあり、最大2個まで搭載可能となっている。
エンジンは、GE社のCF6シリーズまたはP&W社のJT9Dシリーズを装備し、P&W社のPW4000シリーズ装備仕様も開発された。200型と同じく、ETOPS認証を取得し、航続距離の長さを活かし、欧州と米国を結ぶ大西洋横断路線や、欧州と日本を結ぶ大陸横断路線といった長距離路線へも就航した。
モデルとなったパンアメリカン航空のA310(N812PA)はパンナム末期の1987年に納入され、さらには同社が最後に納入した機材となっている。
主にアメリカ〜ヨーロッパ線で活躍したらしい。
なお、パンナム倒産後はデルタ航空へと売却され1995年まで使用された。
箱にはスペシャルバージョンを示すシールがあるが(ドラゴンではレジ違いや再生産などで印刷仕様が異なるバージョンに貼ってある)、通常バージョンがあまり出回って無いため、何が異なるのか不明。

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