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- 2F Ordovician period
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Cyclopyge sp.
完全な状態のモロッコのキクロピゲです。複眼付のキクロピゲが如何に貴重なものかはコレクターなら誰もが知るところと思います。浮遊生活を送っていたキクロピゲは、底棲生活の他の三葉虫の様に泥に埋まる生活では無い為、どこに埋まるか特定の層で見つからず、そもそも化石化する確率が極端に低いのです。その中で脱皮殻でない複眼付となると化石化することが奇跡と言って良い確率となります。複眼付の姿は、異様に頭でっかちで宇宙人的な不思議な姿をしています。古生代の海を逆さまになって海底だけでなく360度の視界を確保して泳ぎまわっていたと考えられています。
Trilobites
2020/07/05爆裂する紅伝説2013年05月17日 20:38
やはり、凄い迫力ですね! ぼくは「頭部だけ」標本は持っているのですが、全身標本のほうが、この奇抜さが際立って分かりますね。
2013年05月17日 21:09
> フィロさん
頭が大きすぎて、なんともバランスがおかしいですよね。出始めの頃から比べると価格が急降下してきたとはいえ、この様な複眼付全身標本は、手が出しにくい値段がします。私はキクロピゲを集めていましたので手をだしましたが、そうでなければ部分化石で十分であると思います。複眼だけであってもこの種類の特徴は十分兼ね備えていますし、希少性もそれほど低い訳ではなく、良い選択であると思います。
trilobite.person (orm)
2020/07/05年々希少性が増している種でありますね。新規はほとんど見かけなくなってきた気がします。私も何度か機会を逃し入手出来ないままです。このような完全体は諦めるにしても、頭部複眼付きでもぜひ欲しいですね。
ひとえに浮遊性三葉虫と言っても遊泳法は様々だったんだろうなと妄想します。丸っこいもっさりとした体格のこの種は、どちらかというと、ふわふわゆっくり浮遊している印象ですが、スマートな体型のhypodicranotusなんて、海面近くをかなりのスピードで遊泳していたんじゃないかなと想像してしまいます。
Trilobites
2020/07/05モロッコのCyclopyge sp.としている中にも幾つかの種類がいると思うのですが、この黒色で丸みを帯びているタイプの複眼付完全体は、ほぼ入手できないレベルとなりましたね。私みたいに複眼付キクロピゲなら何体でも欲しいという特別な衝動がある種類という事もあるかもしれません。現生の水棲昆虫なんかを見ているとゲンゴロウ(このキクロピゲより流線形だが)とか凄いスピードで水中を動き回るので、意外とこの種類も俊敏に動き回っていたかもしれませんよ。