Lepidoproetus lahceni

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特徴的な大き目の吻と幅広体形で、この仲間としては大き目の体。長い頬棘も太くしっかりした物で体の大きさからは明らかに比率が大きいです。またProetidae(科)では珍しく背軸の棘を持ちます。ただPhaetonellusの様に全ての節にあるのではなく、後半の4つ程度に留まります。この種類は、Rken Tafraout産でも産出するようです。

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    trilobite.person (orm)

    2023/05/03 - 編集済み

    これはまた質感の良い標本ですね。複眼周りや中軸の棘のみならず、中軸の皺々のような構造まで拝めるというのは素晴らしいです。プレパレーターの気迫を感じます。
    モロッコのProetidaは昔は地味な存在に思えましたが、実際は、非常に多くの種がいて、形態的な多様性に富む事に気づいてからは、とても興味深い存在です。

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      Trilobites

      2023/05/04

      小さな棘があるだけで、どれだけ手間が掛かるかと思いますね。皴構造が保存されている種類は、パラレジュルスなど僅かしか居ないですが、剖出のレベルにより失われている標本もあるんだと思います。

      モロッコのProetida系、収集を進めていますが、公開後回しになっているので、早めに纏めて出したいなとは思っています。

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    ktr

    2023/05/04 - 編集済み

    ハミーさんという人は、修復をまったくしないようですね。
    あるがままに剖出して、それがひとつの作品になるので、もはや職人ではなくて芸術家といってもいいと思います。
    それにしてもこの人、FFストアの情報によりますと、しょっちゅう盗難にあっているようですね。
    三葉虫愛好家としては残念でなりません。

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      Trilobites

      2023/05/04

      Hammi氏の細部に拘る技術もさる所ですが、完全でなくても、そのままにし、母岩を含め全体的に魅せる所が多くの収集家を惹きつける所でしょうね。ツーソンに届かなかった標本は見つかったか気になりますね。もう二度と入手不能な標本も多かったと思いますので。

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