Eocryphops sp.

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Jorfの奇妙な三葉虫の中でもトップクラスに奇妙な種類です。体はStruveaspisそのものですが、小さなサイズしか見かけず、何と言っても複眼が片方に3つしかありません。ファコプスといえば複眼が代名詞ですが、そんな概念を覆す種類で、登場した際は目を疑いました。この複眼は、個体により2つ、4つと数が違う標本は目にした事がありますので、なぜ数が異なるかも謎であります。これだけ数が少ないと複眼というよりは単眼に近い感覚で、視覚機能としては貧弱であったと思われます。同じ母岩に大きなStruveaspisや普通のPhacopsと、小さな本種が同居している標本も目にした事があります。今のところEocryphops sp.という名称も仮称であると考えます。

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