007 ロシアより愛をこめて

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「007シリーズで一番の作品は?」と訊かれたら、まずこの二作目を挙げる人が大多数じゃないかと思います。そんな名作、「ロシアより愛をこめて」です。

一作目は最初に公開された時は「007は殺しの番号」なんて題名でしたが、この二作目も最初は「007危機一発」という題で公開されてます。「危機一髪」でなく「危機一発」なのはタイトルの名付け親の水野晴郎氏が“敢えて”危機を連想し易いように狙って付けたそうですね。

この二作目、TVでは二番目に放送されまして、しかも初放送時のショーン・コネリーの声は日高晤郎氏。日高さんは顔出しの俳優さんでもあり、脇役ながら声優も数多く勤めておられます。北海道で永らくラジオのDJをされてましたが惜しくも亡くなられてしまいました。恐らくボンド役が唯一の主役だったのではないかと思われます。

初放送から一年後、二度目の放送時に録り直されて若山さんが担当となったんですが、ボンド・ガールのダニエラ・ビアンキ、スペクターの殺し屋グラント役のロバート・ショウはそれぞれ鈴木弘子女史、内海賢二氏が続投されてます。特に内海さんはロバート・ショウ=内海賢二を確立させた功績は大きいと思います。新旧どちらのバージョンも味があって好きです。

 #洋画 #吹き替え

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