「信州の伝統野菜」カード

「信州の伝統野菜」カード

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伝統野菜とは、「その土地で古くから作られてきたもので、採種を繰り返していく中で、その土地の気候風土にあった野菜として確立されてきたもの」(農林水産省)をいいます。

戦後の経済発展の中で、野菜生産の主流は見栄えが良く、規格の揃った品種に移行し、伝統野菜の多くは衰退していきました。しかし、近年、伝統野菜の存在意義を見直し、復興させようという取り組みが各地に広がっています。

長野県は全国でも有数の伝統野菜の宝庫です。
各地に残る貴重な伝統野菜を次代につないでいこうと、2006(平成18)年に「信州伝統野菜認定制度」を創設し、来歴・食文化・品種特性の3つの項目について、一定の基準を満たしたものを「信州の伝統野菜」として選定しています。
今回、認定されている「信州の伝統野菜」のうち52種の伝統野菜がカードとして発行されました。カードを通して、「信州の伝統野菜」を紹介したいと思います。

※ なお、カードの配布場所については、入手した当時の配布場所を記してあります。現在は配布場所が変更になっていることもあります。