Van Dyke Parks / Song Cycle

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(1968)
ワーナー・ブラザーズ・レコードからリリースされた、ヴァン・ダイク・パークスのデビュー・アルバム。レニー・ワロンカーのプロデュース。
古いアメリカ音楽をベースに、キラキラしたファンタジックなサウンドに包まれる感じのアルバム。
波の音などのSEを取り入れ、オーケストラを導入したりと、パークスの実験室から生まれたサウンドの統一感は、コンセプト・アルバムと言って良いと思える。
ザ・ビートルズの“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”と比べられることが多いが、個人的には違う場所に存在している感じがする。
ランディ・ニューマンの“Vine Street”や、ドノヴァンの“Colours”をアレンジした“Donovan's Colours”のカヴァーがいい。
今では再評価を受けてこのアルバムの存在感は抜群となっているが、当時は全く見向きもされなかったらしい。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Vine Street
02. Palm Desert
03. Widow's Walk
04. Laurel Canyon Blvd
05. The All Golden
06. Van Dyke Parks
07. Public Domain
08. Donovan's Colours
09. The Attic
10. Laurel Canyon Blvd
11. By the People
12. Pot Pourri

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