Joe Henry / All the Eye Can See

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(January 27, 2023)

前作から約4年、ジョー・ヘンリーのセルフ・プロデュースによる16枚目のアルバムがリリースされた。
COVID-19によるパンデミックの影響もありアルバム・リリースの間隔が空いていると思っていたが、どうやらヘンリー自身の体調も良くなかったようだ。
パーソナルな感じの前作とは異なり、このアルバムでは“ヘンリー組”のパトリック・ウォーレン、デヴィッド・ピルチ、ジェイ・ベルローズが参加し、さらにマーク・リボーやビル・フリゼール、ダニエル・ラノワ等の参加があり、ようやく元に戻ってきた感じもしている。
そして彼らの出す音がとても良く、空間プロデューサーのヘンリーが描いた通りのものとなっているのだろう。このアルバムをライヴで聴くことが出来たら最高なんだろうと思う。
ヘンリーの歌声が若干尖っているのがちょっと気になるが、アルバムとちゃんと向き合って聴きたくなる。アルバムの曲を切り売りしているものが多いから、アルバムのクオリティーには関心がなくなっている気がしてならない。
聴いておきたいアルバム。

《songlist》
01. Prelude to Song
02. Song That I Know
03. Mission
04. Yearling
05. Near to the Ground
06. Karen Dalton
07. O Beloved
08. God Laughs
09. Kitchen Door
10. Small Wonder
11. All the Eye Can See
12. Pass Through Me Now
13. Prologue to Song
14. Red Letter Day

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