The Brian Setzer Orchestra / Vavoom!

0

(2000)
インタースコープ・レコードからリリースされた、ザ・ブライアン・セッツァー・オーケストラの4thアルバム。引き続き、ピーター・コリンズのプロデュース。
前作では15人いたホーン・セクションが5人に縮小されているので、音の圧力が減った気もするが総合力は前作を上回っている気がする。
“Gettin' In the Mood”、“Caravan”といった馴染みある曲や、“Pennsylvania 6-5000”、“Americano”は古い曲にセッツァーが手を加えていたりしている。
“Mack the Knife”を演奏しているのも興味深く、クルト・ワイルが曲を書き、ベルトル・ブレヒトが詩を書いた“三文オペラ”の劇中歌だが、長い年月をかけて歌い継がれてきた曲のひとつである。その曲を過度なアレンジをせずに歌っているのがいい。この曲が入っているのが、このアルバムの1番の魅力かもしれない。
セールス的に前作を超えることは無かったが、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Pennsylvania 6-5000
02. Jumpin' East of Java
03. Americano
04. If You Can't Rock Me
05. Gettin' in the Mood
06. Drive Like Lightning (Crash Like Thunder)
07. Mack the Knife
08. Caravan
09. The Footloose Doll
10. From Here to Eternity
11. That's the Kind of Sugar Papa Likes
12. 49 Mercury Blues
13. Jukebox
14. Gloria

Default