Rhiannon Giddens / There is No Other

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(2019)
2017年のアルバム“Freedom Highway”以来2年ぶりとなるリアノン・ギデンズの3rdアルバム。ジョー・ヘンリーのプロデュース。
このアルバムでは、フランチェスコ・トゥリッシと組んだデュオ・アルバムとなっていて、チェロ/ビオラを演奏したケイト・エリス以外の演奏は2人で行なっている。ダブリンを拠点とするトゥリッシに合わせたのか録音はダブリンで行なわれ、わずか5日という短いでお互いのインスピレーションが爆発したエモーショナルな内容となっている。
ギデンズのオリジナルとカヴァーで構成されているが、カヴァーは幅広い選曲となっている。これは2人の音楽性を感じられるものかもしれない。オーバー・ダビングは最小限になっているとはいえ、どこまでも広がっていくような音がたまらなくいい。そこに根を生やしたようなギデンズの歌声がずっしりと響いてくる。
無国籍音楽なのか…多国籍音楽なのか…その答えは風の中にあるのか?
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Ten Thousand Voices
02. Gonna Write Me a Letter
03. Wayfaring Stranger
04. There Is No Other
05. Trees on the Mountains
06. Pizzica di San Vito
07. Brown Baby
08. Briggs' Forró
09. Little Margaret
10. Black Swan
11. I'm on My Way
12. He Will See You Through

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