Jack White / Boarding House Reach

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(2018)
2016年の編集盤を挟んで約4年ぶりにリリースされた、ジャック・ホワイトのセルフ・プロデュースによる3枚目のアルバム。
拠点となるナッシュビルのサード・マン・スタジオとニューヨーク、ロサンゼルスの3か所で録音されている。
このアルバムではギター以外にドラム、シンセサイザー、ピアノ、オルガン、トロンボーンとマルチな才能をさらに開花させている感じがする。
アルバム全体の流れも良く、“Connected By Love”のスローな感じで始まることに意外性を感じ、アナログだとA面の最後“Ice Station Zebra”、B面の最初の“Over And Over And Over”にインパクトのある曲を配している。個人的に“Ice Station Zebra”が好きなせいもあるのかもしれないけれど…。
“What’s Done Is Done”はエスター・ローズとのデュエットとなっていて、この曲で終わるかと思いきや、ドヴォルザークの“Humoresque”が収録されていた。
かなり以外な選曲でドキドキしてしまった…。
来年のグラミー賞が楽しみになる、聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. Connected by Love
02. Why Walk a Dog?
03. Corporation
04. Abulia and Akrasia
05. Hypermisophoniac
06. Ice Station Zebra
07. Over and Over and Over
08. Everything You've Ever Learned
09. Respect Commander
10. Ezmerelda Steals the Show
11. Get in the Mind Shaft
12. What's Done Is Done
13. Humoresque

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