Bruce Springsteen / The Ghost of Tom Joad

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(1995)
初めてのベスト・アルバムをリリースした年に、約3年ぶりとなるブルース・スプリングスティーンの11枚目のアルバムもリリースされた。ボスとチャック・プロットキンのプロデュース。
ジョン・スタインベックの小説“怒りの葡萄”にインスパイアされていて、タイトルの“トム・ジョード”は主人公の名前となっている。
レコーディングでは22曲が録音されていて、このアルバムには12曲が収録されている。“Dead Man Walking”と“Brothers Under the Bridge”は発表されているが、残りの8曲は未発表となっている。
暗いトーンの内容となっているが、ストーリーテーラーとしての魅力を発揮している。アコースティック・ギターの弾き語りを中心に構成されているのは、じっくりと曲に向かい合える感じがする。
アルバムのリリース直後からソロでの“Ghost of Tom Joad Tour”が始まり、1997年には国際フォーラムで来日公演が行われた。
全米のアルバム・チャートで11位となり、1997年のグラミー賞で“ベスト・コンテンポラリー・フォーク・アルバム賞”を受賞した。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. The Ghost of Tom Joad
02. Straight Time
03. Highway 29
04. Youngstown
05. Sinaloa Cowboys
06. The Line
07. Balboa Park
08. Dry Lightning
09. The New Timer
10. Across the Border
11. Galveston Bay
12. My Best Was Never Good Enough

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