John Scofield / Country for Old Men

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(2016)
現代のジャズシーンにおける代表的なギタリストのひとり、ジョン・スコフィールドがカントリーの曲を演奏しているアルバムをリリースした。スコフィールドのセルフ・プロデュース。
ビル・スチュワート(ds)、スティーヴ・スワロウ(b)、ラリー・ゴールディングス(p,org)とのカルテットでの演奏となっている。
古い歌もあるが、ジェームス・テイラーの“Bartender's Blues”や、シャナイア・トゥエインの“You're Still The One”を演奏していたりする。
全部で8曲でゴールディングスのハモンド・オルガンの演奏を聴けるが、その音色は暖かく包み込むような感じがして心地よいものとなっている。
超有名な“Jolene”は、ジャズ側からのアプローチが堪能出来る仕上がりになっている。
こういったアルバムを作ると、ジャズ・ファンから敬遠されがちとなってしまうのが残念なところだ。日本ではその傾向が強いので、個人的にはグラミー賞でもゲットして欲しい気がする。
“Red River Valley”は爽快感しか残らない演奏となっていて、やはりジャズ側からのアプローチが心地よい。
聴いておきたいカヴァー・アルバムのひとつ。

59th Grammy Awards
◎Best Jazz Instrumental Album 受賞

《songlist》
01. Mr. Fool
02. I’m So Lonesome I Could Cry
03. Bartender's Blues
04. Wildwood Flower
05. Wayfaring Stranger
06. Mama Tried
07. Jolene
08. Faded Love
09. Just a Girl I Used to Know
10. Red River Valley
11. You're Still the One
12. I'm an Old Cowhand

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