Bert Jansch / Avocet

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(1979)
バート・ヤンシュのセルフ・プロデュースによる12枚目のアルバム。
最初はデンマークで1978年にリリースされたものだが、1年遅れでイギリスでもリリースとなった。
ヤンシュのアルバムでは初となる全曲が歌無しの曲が収録されていて、ヤンシュがギターとピアノ、ダニー・トンプソンがダブル・ベース、マーティン・ジェンキンスがマンドチェロとヴァイオリン、フルートを演奏している。
アナログではA面がタイトル曲の“Avocet”だけで、残りの5曲はB面に収録されている。“Avocet”は18分近くの演奏となっているが、多彩な楽器の音色に包まれていく感じで聴いていて飽きない。もともとはイギリスのフォーク・ソングの“The Cuckoo”に影響を受けてこの曲を書いて、タイトルも“Avocet”にしたようだ。
そして、曲のタイトルが全て鳥の名前になっているのも面白い。最近話題となっている“Osprey”があったりする。
本当ならこのアルバムはCD屋のバート・ヤンシュのコーナーよりも、オシャレな喫茶店で流れていて店でも売ってますよって感じだと売れる気がする。
聴いておきたいバート・ヤンシュのアルバム。

《songlist》
01. Avocet
02. Lapwing
03. Bittern
04. Kingfisher
05. Osprey
06. Kittiwake

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