Brian Eno / The Ship

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(2016)
ブライアン・イーノの4年ぶりとなる18枚目のアルバム。イーノとピーター・チルヴァースのプロデュース。
イーノがプロデュースを行ったアルバムを聴くと“空間の魔術師”と思えるほど音の広がりがある。しかし、ソロでのアルバムはなんとなく閉塞感がある感じがする。
このアルバムは、イーノが現代社会に“警鐘を鳴らしている”内容となっている。声高に訴えるよりも効果があるかもしれない。でも、そんなことは関係なく引き込まれていく感じがする。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの“I'm Set Free”を歌っているのも興味深い。ルー・リードとブライアン・イーノ。学術的な同じ匂いのするミュージシャンかもしれない。今となっては叶わないが、2人の共演を聴きたかった…。
聴いておきたいアルバムのひとつ。

《songlist》
01. The Ship
02. Fickle Sun, Pt. 1
03. Fickle Sun, Pt. 2: The Hour Is Thin
04. Fickle Sun, Pt. 3: I'm Set Free
05. Away

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