- Railwayfan Museum
- 325F 航空館 全日空商事 ダイキャストモデル 1/500
- 全日空商事 【1/500】〔WL50051〕 WAC B767−300ER Wing Ace
全日空商事 【1/500】〔WL50051〕 WAC B767−300ER Wing Ace
ワールドエアネットワーク
B767−300ER
レジJA8286
WACワールドエアーネットワークは国内の地方空港からシンガポールをはじめWorin Aurn とする東南アジア各国へ行く観光客を輸送する目的で1990年6月29日に設立された国際チャーター便専門の関連会社である。
1991年2月8日に事業免許を取得、乗務員基地はシンガポールにおき、その控え室をチャンギ国際空港のターミナルビル内に設置した。
機材はANA所有のB767-300ER型機をリースで借り受けて使用した。
WACのチャーター初便は1991年3月2日に大分からシンガポールへ飛び立った。
WING ACEはWACのコールサインである。2レターコードはWL。
初便にアサインされたJA8286はANAが導入したB767-300ER型の初号機で1989年5月製造の新鋭機材であった。
尾翼のWACロゴだけで横幅6mを超える大きなものでTRITONブルーのフィルムに白のWACロゴをシルクスクリーン印刷し貼り付けた際にANAロゴが隠れるようにした。
胴体には国際線機材として全日空とAIl Nippon Airwaysの英文ロゴがペイントされていた為、胴体のDECALも横長の白地にTRITONブルーでWorld Air networkロゴを印刷したものが用意された。
これらのDECALは初便就航後に別がされWACタイトルでの就航はこの初便のみであった。
当時BOEING767-300ER型機は機材数が限られていたこともあってWACの事業機として機材を固定化することが出来ずその後はANA、WAC共通事業機として機首に小さなWACロゴが入るにとどまった。
ちなみに初便就航時の画像は幻のWACタイトルと一部界隈で呼ばれていたのは地方発の海外チャーターだったことに加えて完全なWACタイトルでの運航が初便のみに終わった事情によるものと思われる。
WACはチャーター便に加えウエットリース方式による成田ーシンガポール線、関空ーシンガポール線等ANA定期便の運航も手がけオーストラリア人パイロット、シンガポール人のキャビンアテンダントという形態からANAグループにとって多国籍人材の登用による事業運営への挑戦的試みでもあったという。
WACは後にその役割を終えたがB767-300ER型初号機JA8286は19年間のANA国際線での活躍を経て2008年6月にB767-300BCF(BCF:Boeing Converted Freighter) 型初号機に改造され貨物専用機となって活躍中である。