- Railwayfan Museum
- 325F 航空館 全日空商事 ダイキャストモデル 1/500
- 全日空商事 【1/500】〔NH50032〕 B777−300 "風塗装" NGギア JA752A
全日空商事 【1/500】〔NH50032〕 B777−300 "風塗装" NGギア JA752A
全日空 B777−300
"風塗装"
NGギア
レジJA752A
BOEING777はBOEING747とBOEING767の中間機種として開発された大型双発機である。通称トリプル・セブン。
日本の航空工業界も21%の割合で共同開発に加わっている。
BOEING777-300型はBOEING777-200型のストレッチタイプで全長でBOEING747を上回る世界最大級の旅客機として1995年6月、パリ航空ショーで開発着手が発表された。ANAもキックオフエアラインとして導入内定を同日発表した。
ANAではBOEING777-200型機をBOEING747とBOEING767の中間機種として確定発注したのに対しBOEING777-300型機は退役が始まるBOEING747SR-100型の後継機種として導入を内定した。
主な導入理由は
1.国内線におけるBOEING747SR-100型の後継機種として短距離大型機種の導入が必要である。
2.双発エンジン機であるという特性により、現有大型機に比べ騒音も少なく消費燃料も少ない、いわゆる「地球にやさしい静かで経済的な大型機」で、かつ最新テクノロジーによる旅客サービス向上を可能にするものと期待される。3.BOEING777-200型の派生型であるため、整備体制、乗員養成体制及び空港施設面の共用化が大幅に図れ、いっそう柔軟な運航体制の実現が可能となる。の3点である。
BOEING777-300型はBOEING777-200型に対して前胴部5.3m、後胴部4.8mが延長され73.9mの全長がBOEING747の70.7mを上回った。
BOEING777-200型よりもホイールベースが5.3m長いためBOEING777-300型にはパイロットが地上走行時に参考としてモニターできるよう各車輪を後方から捉えた映像を操縦室内に表示するグランド・マニューバー・カメラが新たに装備されている。
エンジンはBOEING777-200型に装備されているPW4074/4077と外形寸法は同じながら推力を増大させるための設計変更が施されたプラット・アンド・ホイットニー社製のPW4090が採用された。
BOEING777-300型は在来機と比較して優れた経済性をもっており座席あたりの燃料消費においてBOEING747SR-100型機との比較で約20%、BOEING747-400D型機と比較しても約10%の優位性がある。
ANAは1997年12月に創立45周年を迎えたことを記念してBOEING777-300型にスペシャルペイントを施して国内線にデビューさせることを決めた。
機体には「風」をテーマにコーポレートカラーであるトリトンブルーで流れるような曲線を描き、21世紀の最新鋭機として華麗に空を駆け巡るBOEING777-300型の躍動感を表現するとともに機体長をより際立たせるデザインとした。JA752Aはスペシャルペイントが施された2号機にあたり1998年8月に製造、2003年に通常塗装となって現在ANA国内線に活躍中である。
(モデルは「風」をテーマにデザインされたスペシャルマーキング時代を再現したものである。)