- Railwayfan Museum
- 325F 航空館 全日空商事 ダイキャストモデル 1/500
- 全日空商事 【1/500】〔NH50074 〕ANA B787-8 (主翼地上姿勢) JA801A
全日空商事 【1/500】〔NH50074 〕ANA B787-8 (主翼地上姿勢) JA801A
ANA
B787-8
(主翼地上姿勢)
レジJA801A
BOEING787型ドリームライナーはボーイング社が総力を上げて開発した次世代民間旅客機である。平成16年(2004年)4月26日、ANAが50機確定発注したことを受けてボーイング社が787AXM.ローンチを決定した。
開発モデルはBOEING787-3型、・8型、9型の3機種があり座席数は200~330席、5,500~16,300kmに及ぶ航続距離により乗客がノンストップで目的の都市へ直行して(ポイントトゥポイント)することが出来る中型双発機である。
中型機でありながら大型ジェット並みの航続性能を備えた飛行速度は現在の最速民間旅客機に匹敵するマッハ0.85に達する一方、燃料効率は先進のテクノロジーを用い既存の同クラス航空機と比べ20%向上、貨物搭載スペースも60%増加している。
旅客に対しても、快適な湿度に保たれた機内、幅広の座席・通路、大きな窓などの斬新な機内環境で更なる旅の快適さが提供されている。
これらの高性能を実現する為にBOEING787型の開発プロジェクトでは機体の軽量化による省エネルギー運航が最重要課題とされボーイング社は数ヶ月に及ぶ集中的な研究分析の結果、強度を高めたエポキシ脂と組み合わせたグラファイドを主要複合材料として選定した。
主翼には軽量化と耐久性に優れたチタンと炭素を安定化させたグラファイドを組み合わせたTiGr複合材料を採用した。
主翼、胴体を含む主要構造の大部分に先進複合材料が採用されるのはジェット旅客機としては初めてである。
BOEING787型はオール・コンポジット・エアプレーンとも呼ばれ1機あたりの二次構造材を含めた炭素繊維複合材料は約30トンに達する。
ボーイング社はBOEING787のオールコンポジットの主要構造部分に炭素繊維複合材料であるトレカプリプレグ(トレカは東レ株式会社商標)を採用した。
トレカプリプレグはBOEING777型機では既に尾部やフロアビームなどの構造部分に使用されているがBOEING787型機ではさらに主異や胴体などほぼ全ての構造部材が炭素繊維複合材料に代替されている。
エンジンはゼネラル・エレクトリック社製GENX、あるいはロールスロイス社製トレント1000のエンジンを使用し2種類のエンジンが同じ標準規格で採用されている。
ANAのBOEING787型機導入理由は次のとおり。
1. BOEING767-300型機の後継機種として国内線様では300席クラスであること。
2. 同一機種による国内線・国際線運航が可能であり、現行BOEING767-300型機を凌ぐ頼性・経済性・快適性が確保できること。
3. 羽田空港再拡張に伴う国内線・国際線事業の拡張およびBOEING767-300型機の更新時期への対応が可能なこと。
ANAは平成16年(2004年)10月13日に開催した取締役会にてBOEING787型のエンジンをロールスロイス社のトレント(Trent)1000に決定した。
ANAが導入決定したBOEING787型は-8型及び-9型の2種類で-8型は基本型で国際線2クラス仕様で座席数158席(C46Y112)/座席数222席(C42 Y180)、国内線仕様で座席数335席(プレミアムクラス12一般323)、体延長型である・9型は全長62.8m、国内線仕様の場合で約400席程度を見込んでいる。
航続距離は-8型国際線仕様機で13,610km。
同機は2005年1月28日に型式番号が787と決定するまでBOEING7E7の名称で呼ばれていたがEは効率(Efficiency)を追求した次世代中型旅客機を表している。
BOEING787は平成21年(2009年)12月16日(現地時間15日10時27分)に初飛行に成功した。
平成21年(2009年)12月22日にはANAカラーに塗装された試作機N787EXがフライトしANA塗装機の空撮画像が公開された。
平成23年(2011年)7月4日~10日にかけて就航に向けた検証プログラム(Service Ready
Operational Validation)ではANA塗装のBOEING787(BOEING所有機)がアジアで初めて日本に飛来し、国内での検証プログラムを行った。
ANAは平成23年(2011年)6月22日、パリのエアーショーにおいて世界で初めてANAに納入されるBOEING787初号機と2号機に特別塗装を施すことを発表した。
JA801Aは特別塗装機となったANA導入初号機である。ANAのBOEING787は世界初の営業飛行として平成23年(2011年)10月26日~27日、成田-香港のチャーターフライトを実施したのち平成23年(2011年)11月1日
より羽田-岡山・広島線に定期便就航した。
特別塗装機のキャビンコンフィギュレーションはビジネスクラス12席、エコノミー252席の国際線仕様であるが暫定国内線仕様機として国内線に就航している。
平成24年(2012年)11月1日、BOEING787就航から1周年を迎えての就航回数は国際線、国内線合わせて8,974回 旅客数は1,796,291人国際線・国内線TTLの搭乗率は全機種で66.4%に対し73.2%と高い値を示している。
ANAが行った機内アンケートでもフライト後に「787にもう一度乗りたい」と回答されたお客様が98.7%にのぼり「機内快適性」を証明する結果となった。
既存機であるBOEING767と比較した燃費効率についても1年間の国際線運航実績でBOEINGの予測を上回る21%減を達成している。
平成24年(2012年)11月1日現在、ANAはBOEING787を16機受領しており保有数は世界最多となっている。
平成24年(2012年)9月21日の取締役会においてBOEING787-9型 11機が追加発注され受領済みの16機とあわせてANAのBOEING787発注数は66機となり航空会社として発注数でも世界最多である。
アイテムには羽田空港16Lジオラマプレート付き。