Triarthrus eatoni

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軟体部が保存されるニューヨークのTriarthrusは、知られる全ての三葉虫産地の中で最も保存状態が良く、三葉虫研究に重要な情報をもたらして来ました。近年は、この標本でも頭部周辺に点在していますが、三葉虫の卵とされる痕跡も話題になりました。しかし、黄鉄鉱であるが故に立派な標本であっても空気中の水分を吸収し崩壊していくため、WEBや本に載っている様な高額な標本も分解して今は見る影を持たなくなっている標本も多く、購入するのに躊躇する要因でした。当標本は、購入元に寄れば採取から数年寝かせて安定した物を剖出し、腐食防止の薬品で処置した後、コート処理されています。どちらにしても水や陽の光は厳禁であります。

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    Trilobites

    2020/09/06

    退会したユーザー2016年07月02日 13:16
    25mmというのはかなりのサイズですね。化石はナチュラルなのがいちばんだと思いますが、こういうものはやはりコーティングしてあるほうが安心ですね。

    ORM2016年07月02日 20:47
    脚も触覚も綺麗に残る上、2体の構図が素晴らしい良いプレートですね。
    ところで過去の標本を拝見しましたが、4年足らずでああやって崩壊が進行するものなんですね。もったいないですが教訓的な標本ですね

    2016年07月02日 21:01
    > citariusさん 
    細部構造は、体が大きいほど繊細に見えますからね。普通は背側の標本が理想の三葉虫ですが、この手の標本に限り、裏側の方が高価であります。コーティングでもしダメだったら、保存を保つ方法が写真だけとなってしまいますね。

    2016年07月02日 21:06
    > ORMさん 
    崩壊した標本は6年前でありますが、高額な黄鉄鉱化Triarthrusを安易に手を出すと危険であるという警鐘のために掲載しました。この標本もどの様に変化するかウォッチしていきます。

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