- Trilobites Museum
- 2F Ordovician period
- Dionide turnbulli
Dionide turnbulli
特徴が少ない割りに種類が多い英国のTrinucleioidea (トリヌクレウス超科)ですが、本種は数少ない見分けがしやすい種類です。本種も比較的長めの頬棘はあるのですが、それが残っている標本は非常に少ないです。頭部の皺構造が特徴的で、繊細な構造がよく分かる標本だと思います。
[Upper side:Positive,Lower side:Negative]
Trilobites
2020/08/25退会したユーザー2017年01月02日 13:58
これはまたいろいろと見どころの多い標本ですね。
どうしても頭部に目が行きがちですが、ボヘミア産の近縁種などをみると、頭鞍から垂直にトゲが生えていたようでもあります。
(Barrande, 1852, pl.42, fig.24)
2017年01月02日 21:06
> citariusさん
当属は、ポルトガル産が比較的有名と思いますが、英国産とは、まるで別種のような違いがありますので、同じ欧州の同時代とはいえバリエーションが楽しみる種なのかもしれません。割ったままのこの様な標本は、デボン紀モロッコやオルドビス紀ロシアなどとは、違いコレクターの中でも好き嫌いがありそうですが、個人的には好きなタイプの標本です。
ORM2017年01月08日 13:47
なるほどここでDionideときましたか。Trinucleoideaは面白い種ですが、種類が多くて見分けが難しいですね。その上名前が何故か中々覚えられないです。
このような割ったままの自然のままの標本は、いかにも化石って感じが出ており私個人的には非常に好きですね。
2017年01月08日 21:56
> ORMさん
英国産の渋さがわかるORMさんなら、この様な標本の価値が分かると思っていました。今後も地域、種類、時代などバランスよく公開していきます。