今月の三葉虫(2019-2020)
Codeも700番台まで来ると買うものが無くなると思いきや、市場を見ていると、ほぼ無限に持っていない種類が見つかります。流石にお金と置き場所と妻の冷たい視線が厳しいので、手あたり次第とは行きませんが、今しか入手できない標本は何かを見極めながら収集を継続しています。 (No,109) Dec.2020 RUS/CAM 【TRI-692】Delgadella lenaicus (No,108) Nov.2020 CHN/CAM 【TRI-526】Shergoldia laevigata (No,107) Oct.2020 USA/SIL 【TRI-581】Dalmanites rutellum (No,106)Sept.2020 MAR/DEV【TRI-704】Koneprusia dahmani (No.105)Aug. 2020 JPN/CAR【TRI-599】Conophillipsia decisegmenta (No.104)July 2020 USA/CAM【TRI-461】Olenellus thompsoni (No.103)June 2020 CAN/ORD【TRI-652】Triarthrus spinosus (No.102)May 2020 GBR/ORD【TRI-487】Ectillaenus perovalis (No.101)Apr. 2020 MAR/DEV【TRI-676】Saharops bensaidi (No.100)Mar. 2020 LUX/DEV【TRI-683】Burmeisterella vixarmata (No.99)Feb. 2020 RUS/ORD【TRI-549】Dubovikites dubovikus (No.98)Jan. 2020 CHN/CAM【TRI-654】Parayiliangella quadrisulcata (No.97)Dec. 2019 USA/SIL【TRI-574】Spathacalymene nasuta (No.96)Nov.2019 MAR/DEV【TRI-482】Sphaerocoryphe robusta (No.95)Oct. 2019 JPN/DEV【TRI-607】Acanthopyge sp. (No.94)Sept.2019 USA/CAM【TRI-484】Zacanthoides typicalis (No.93)Aug. 2019 CAN/SIL【TRI-677】Diacalymene schucherti (No.92)July 2019 GBR/ORD【TRI-470】Placoparia cambriensis (No.91)June 2019 MAR/DEV【TRI-646】Asteropyginae gen. et sp. indet (No.90)May 2019 SWE/SIL【TRI-642】Alcymene neointermedia (No.89)Apr. 2019 RUS/ORD【TRI-464】Rhinoferus kolenkoi (No.88)Mar. 2019 CHN/CAM【TRI-611】Redlichia manchuriensis (No.87)Feb. 2019 CZE/SIL【TRI-521】Cheirurus insignis/Trochurus speciosus (No.86)Jan. 2019 USA/ORD【TRI-512】Thaleops ovata #三葉虫
Trilobites
2020/08/25まっきー2019年07月01日 11:23
お久ぶりです。カンブリア紀の三葉虫のような平坦な種ですね。チェコ産のコノコリフェやエリプソセファリス(で合ってましたっけ?)が頭に浮かびました。
2019年07月01日 21:21
> まっきーさん
平坦的という意味ではEllipsocephalusやConocorypheに近いのでしょうが、両者はカンブリア紀らしい種類なのですが、本種はどちらかというとオルドビス紀を代表する種類なのかなと個人的には思います。地味で人気種とはいえませんが、欧州のこの手の仲間は嫌いではありません。
ORM2019年07月01日 22:52
以前、私はこの種を手に入れるために、結構探しまわった記憶があります。
地味さ的には、この種を探しまわる人は物好きかもしれませんが、シンプルなフォルムといい、独特の節間の溝の深さといい、味のある種だと感じます。Placoparia自体、欧州だけでもそれなりに多くの仲間が居て、集めがいがありますね。ところで何故、オルドビス紀なのにcambriensisなんでしょうね。
2019年07月02日 22:59
> ORMさん
この種類を探すコレクターなど、世界に何人もいないでしょうね。値段は高くありませんが、いざ探すと一般種とは思えない位に探しがいがありそうです。小種名のcmbriensisは今でこそ違和感ありますが、記載が19世紀なんで、後世にオルドビスと分かったものと勝手に解釈しております。
ORM2019年07月06日 22:38
> 魅惑の三葉虫 図鑑さん
年代を改めて調べてみろと、カンブリア系が1835年に、シルル系が1839年に定義されていますね。その後、カンブリア系とシルル系の重複部分に対し、ラップワースが1879年にオルドビス系を初めて再定義しているようなので、この種が記載された1875年の時点で、オルドビス紀の地層は認識されていないですね。おっしゃる説が正しそうです。疑問が解けました、有り難う御座います。
2019年07月07日 20:37
> ORMさん
確かに調べてみますと、本種記載年よりオルドビス紀の定義のが後ですね。ただ収集だけするのでなく、疑問点から色々調べてみると面白いですし、新たな発見が生まれます。このタイミングど本種を紹介して良かったです。
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