アパッチ砦

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任務に失敗して大佐に降格となった元将軍が、将軍に返り咲こうとして強引にインディアンのアパッチ族との無謀な戦いを強いるというジョン・フォード監督の名作西部劇です。

無骨ながら手柄のためなら部下の意見を聞かない大佐役はヘンリー・フォンダ。大佐に意見する主人公の大尉に我等のジョン・ウエインが扮します。当ミュージアムの別部屋「吹き出す洋画劇場」の常連俳優ジョン・エイガ―も若い将校役で出演。この頃は期待されてたんですけど、低予算の際物俳優になっちゃった。

さて、吹き替え陣ですけど、これはパブリック・ドメインの安売り盤ですので声優に難ありです。ヘンリー・フォンダの声は大ベテラン柴田秀勝氏なので問題はありませんが、主役のデュークは大塚智則というあまり馴染みのない方が務められており、これが全く合っていません。wikiには何年生まれか記載されてませんが、20代のような若い声に聞こえます。映画本編での大尉は中堅の将校という設定で、演じたウエインも40歳になったばかり。そのウエインを演じるには若すぎる声です。

以前展示した「シェーン」の項でも書きましたが、吹き替えの費用を節約するためにチームを組んで纏め録りしたらしく、「シェーン」の吹き替えキャストと本作のキャストはほぼ一緒。「この前主役だったから今回は脇役ね」と持ち回りで収録した弊害がモロに出ちゃってます。

TVでウエインを吹き替えた小林昭二氏の音源を使用した商品は望み薄なんでしょうかね。

 #吹き替え #洋画

https://youtu.be/1FddFfcf8wk

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