サンセット大通り

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1950年製作の古典的名作です。当時売り出し中のウイリアム・ホールデンとサイレント映画の大女優グロリア・スワンソンの共演。監督は名匠ビリー・ワイルダー。

借金取りに追われて逃げ込んだのが昔の大女優の豪邸だったため、売れない脚本家が再起を図ろうとするその大女優のお抱えとなり、翻弄されていくというストーリー。ホールデンの声はイブ・モンタンなど数は多くないですが担当されてた臼井正明という俳優、スワンソンの声は黒沢映画などに出ていたこれまた声優としての作品は多くない七尾玲子という方が吹き替えられてます。お二方とも余り馴染みがないですね。収録時期が古い方に入ると思います。

かつての大スターで今はすっかり忘れ去られた過去の人という、普通だったら断りそうな難役を実際にサイレント映画で活躍して過去の人だったスワンソン女史が熱演。狂気を孕んだ熱演が話題となりましたが、彼女は当時50歳。現在だったらまだまだ一線級の大スターのままでしょう。これも「時代」なんでしょうかね。

 #吹き替え #洋画

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  • Lion

    toy ambulance

    2019/04/22

    殺害されたウィリアム・ホールデンの回想によるオープニングから、事件報道のフラッシュの中を脚光を浴びるかのように歩むラストのスワンソンまで、脚本・監督のワイルダーの上手さの詰まった作品ですね。

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      オマハルゲ

      2019/04/22

      コメントありがとうございます。
      思わずゾッとするスワンソンの演技、「何がジェーンに起こったか」あたりも共通しますけど、今の女優には出せないような鬼気迫る感じがしますね。
      昔の女優は凄かった!

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    • Lion

      toy ambulance

      2019/04/22

      昔の女優と言えば、この作品の何本か後にワイルダーはマレーネ・ディートリッヒ主演で「情婦」を撮ってますね。

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