妖術武芸帳
「宇宙戦艦ヤマト」でアニメ歌手として有名になった佐々木功氏。元は昭和30年代に「和製プレスリー」と呼ばれたロカビリー歌手でした。
人気が落ち着いて来た昭和40年代前半からは役者にシフトして、ドラマで見かけるようになりました。その頃の主演作がこの「妖術武芸帳」です。
怪獣モノの人気が下降し、次は怪奇・妖怪だと、鬼太郎なんかが放送された時期ですね。
日曜日の7時、ウルトラシリーズの時間帯での放送なので期待されましたが、あえなく1クールで終了。
青年剣士対妖術師、悪くない取り合わせだとは思うんですが、かなり地味な特撮ドラマでした。
それも仕方がないかも知れません。二年ほど前に「仮面の忍者赤影」という、ロボットや空飛ぶ円盤や怪獣まで登場する、内容は有無を言わせぬブッ飛んだ特撮時代劇があったのに、こちらはいたって真面目。その上、清国から日本を支配するため海を渡って来た妖術師達というのが見かけ倒しなのでガッカリ。
体を真っ二つに斬られても元通り、とか、首を撥ねられても生きている、とか、足元から水を噴出させて溺れさせる、とか、さすが妖術と思わせる描写なのに、実はタネを明かせば相手を術に嵌めて錯覚を起こさせる、つまり催眠術のようなもの。術さえ解ければあっさり勝てちゃう相手なんですね。
時代劇の大御所、月形龍之介まで特別出演してるのに、ああ、勿体ない…。 ※<画像を追加しました>
#懐かし #TV
https://youtu.be/tTMPn6C2gz0
Jason1208
2018/09/08東映テレビ作品のOPだけ集めたビデオソフトで、OPだけ観たことがあります。
佐々木功氏が数人相手に殺陣をやってる映像だったような。
人気がマイナーというのは、それなりの理由はあるのですね。
2人がいいね!と言っています。
オマハルゲ
2018/09/08ありがとうございます。
OPみたいに戦闘員(?)相手にバッタバッタ斬り倒すシーンが一話にあるんですが、タネを明かせば誰もいない河原で一人で刀を振り回してるのを妖術師がにやにや見てるという…。
妖術が全部「術にかけられて錯覚だよ~」では子供はガッカリですよね。
3人がいいね!と言っています。
nakajun320
2019/03/28今晩は、東映特撮FCで観ることができますよ。若き頃の佐々木功氏が主人公鬼堂誠之介で、妖術僧に原健策でしたね。確か、ナックル星人をやった人も妖術使いでていましたね。
3人がいいね!と言っています。
オマハルゲ
2019/03/29ナックル星人でもありプロテ星人でもありロボット長官でもある成瀬昌彦氏は第二話で「洪乱道士」を演じられてます。正に例として挙げた足元から水を吹き出して溺れさせる役でした。
でも実際は溺れてると錯覚して気を失って倒れてる相手の顔に水をチョロチョロかけて「仲間になれ~」って脅すというw これが妖術??
3人がいいね!と言っています。