筆で塗装する23 6紋紗塗バージョン

初版 2021/05/06 07:16

改訂 2021/05/07 00:10

そろそろ山にも春の声が聞こえてきて朝マイナスの気温から脱却しつつあります。

となると彼方此方から春を告げる食材が出まくるわけなんです。

朝、夕に裏の藪に入りその日の食材を調達するのに必要なのが革手袋に小鎌、鋏です

今日はこしあぶらの新芽とタラの芽、素揚げが一番だと思います。

こしあぶらは食感と香り素揚げで葉がパリパリ、茎は甘くウコギ科独特な香り

タラの芽はもう言わずと知れた王道、裏のタラの芽は激甘なんですぅお菓子かよ!って甘さ。たまらん!!

さて、紋紗塗ですが仕上げに際し、迷ったのが此方。炭粉のデコボコと仕掛けのツルツルを活かしたざらついた手触りを残すか、炭粉を沈めてしまうか。悩ましいとこです。

今回炭粉を沈めて艶の仕上げにします。クリアの重ね塗りは15回、5回目辺りからペーパー掛けで凸凹を取りながら均一な塗膜にしていきます。

しかしながら、写真で全くこの炭粉の艶かしさをお伝え出来ないのが残念です。

炭粉の粒立ち、微かに混ぜたシェルチップとホログラムグリッターが時折光ます。

仕掛けの高さと模様は今後の課題、又炭粉の粒を取ってしまうのか、残すのかここら辺も研究ですな。

全体をセット、首軸の先端1,5mmに目立たないように微かにカーボン繊維が見えるようにしました。

ペン先に合わせてシュッとしたフォルムが今回は成功しました、ペンに紋紗塗は初めてでしたが未だ工程が分からず試行錯誤、手間は3倍かかりますが深く沈んだ炭粉の煌きはかなりヤバいので切磋琢磨していきたいと思いました。

銀の塗料も今回は粒の大きい物を使っているので、今後は幾つか試してみると面白いでしょうか。

下地に黒メタリックで丸の中に納まり、銀のリングは薄めにしか甲斐が有り細いリングを出せました、リングに重なって藍と炭粉が濃いグラデーションに。

ペン先はモンブランの144OB改、縦横で線の幅が変わり、独特な筆致を形成。

紋紗塗の一本目、紋紗塗チックな雰囲気には出来た様な出来ない様な、仕掛けの作用や工程の確認といった成果は上がったし、太軸化、基本の津軽塗の文様はコントロール出来そうになったので充分以上に成果はありました。


#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#参考

#比較にならない

#参考にならない

#変態加工部

#又変なことやってる

#紋紗塗

#津軽塗

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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    0214seiji

    2021/05/06

    貴青さん
    タラの芽いいですね美味しそう。

    ちょっと見ない間に青色の沼の隣にキラキラ光る漆の沼ができていました。
    また再開しますので、宜しくおねがいします。

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    • お帰りなさい、何時でもどうぞ
      !щ(゚Д゚щ)カモォォォン

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    レイレイ

    2021/05/06

    あの接写ルーペで覗きたくなる…👀

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    nocturnalclan

    2021/05/06

    こしあぶらは食べた事無い。
    話だけでも美味しそう!

    激甘タラの芽なんてのも
    当ったこと無い

    こう言うのは羨ましい・・・・

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    • コシアブラ、これはねぇシャクシャクいいながら酒を流すと止まらなくなるんだわ!

      おすそ分けしてあげたいこの香りぃ〜

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    • ここ最近食べてないですけど、コシアブラはホント美味しいですよね。
      天ぷらだったら山菜のなかで一番好きかも。
      ヤバ、よだれ出て来た。

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