ラミー2000改 ペン先孝

初版 2021/02/24 21:49

ラミー2000 これは毎日使っている万年筆の一本、古い物なので色々欠けたり実用性のみで本来と異なる部品で代用して使っていましたが、この度やっと部品取りを入手して元の2000の中身を改良しました。メインのペン先以外は純正部品になりました、、、。!?(パチモンのまま)

大きな改良はキャップが欠けて修理していたのを新しく替えました、これは差し替えただけですが、あと重要なのが内部の気密ゴムを交換してスッキリしました。

部品を取り残った方は尻軸がストックになります。洗って可動部にシリコングリスを塗ってナイナイします。(吸入機構本体で万年筆の主体、ここが無いと只のつけペン)首軸は下手にいじられ傷が多く調子が悪いので残念ですが使えません、この先はペン先の加工用に頑張って頂きましょう、早速ストックの中から調整してみます。

左側がラミー純正品のEF、ヨーロッパの万年筆は総じて太めなのでちゃんと活きているペン先なので軽く整備してストックに回します。右側はパイロットのペン先を加工してラミー専用に加工した物で中字相当、これをいかれた首軸にセットしてペン先のイリジウムを研磨加工して細字にしていきます。

ラミー改に使用するペン先はパイロットの1960年代の物を加工して装着しますので何枚かストックして有ります、まぁ滅多に壊れることはありませんがワンオフ物は備えておかないとイザという時にこまりますのでね。写真右側が絶賛使用中のペン先で左側は研ぎ出し中の状態、もうほんの少し細く研ぎ出すと同じ太さになる模様。この様に首軸のベースが有ると便利に使えます♪


  • 研ぎ増して行く過程、右側から左に細くなって来てます。

この辺りから角度を保つのが難しくなって来ます。

  • 細くなると同時にインクの出る量も減るので色が薄くなってしまいます、よって字幅が決まった後にはペン軸のインク調整も行います。
  • ←なんか上の変なの押したらこんなのが出来てビックリ!

砥石で数回なぞりながら確認します。


最後はラッピングペーパーで角と荒れを取りガサガサ感を無くすと仕上げになります。

ある程度字幅も決まってきたのでペン軸のインク溝を少し広げて色の調整をしておきます、字幅も細字になって来たので今後の調整幅を持たせ、今回はこんな感じでヨシとします。



このところ雪も少し嵩を減らしてまいりました、雪原に何が突き出てる物が?!
凍ったナメコでした


#改造

#反省?聞いた事有りません

#スットコドッコイ

#入手

#比較しようが無い

#参考にならない

#良い子は真似しないでください

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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