ドラゴン【1/400】SCANAIR DC -10-10

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SCANAIR DC -10
レジ SE -DHZ

マクドネル・ダグラス DC-10 は、アメリカの航空機メーカーマクドネル・ダグラス社(現・ボーイング)がアメリカン航空の要望を受けて開発したワイドボディの3発式ジェット旅客機。
主距離路線を想定した300席クラス機体で、3基のジェットエンジンは左右の主翼下に各1発、垂直尾翼基部に1発搭載しているのが特徴的。
中型ジェット機のDC-9に次いで開発計画が進められたこと、またダグラス社がマクドネル社と合併する前の1966年に開発を開始したため、機種名は"DC(Douglas Commercial)」"のままとなっている。
1970年に初飛行し、1971年8月に運航を開始し、1988年まで生産された。
DC-10のライバル機であった3発式ジェット旅客機であるロッキード社のL-1011 が、S字ダクトのエアインテークを採用することで第2エンジンを胴体後端の低い位置に配置していたことに対しDC-10ではダクトと一直線の配置で、垂直尾翼内(胴体上)に位置している。
このエンジン配置のため、垂直尾翼の構造材は単純な箱型ではなく、吸気ダクトとジェットエンジンを収める円筒形の空間に沿って、縦通材が左右に分かれて通されることになった。
SCANAIR(スカンエア)は、1961年6月にスカンジナビア航空の子会社としてデンマークで設立され、スペインや北アフリカへチャーター便を運航していた。
元々、ダグラス DC-7を使用していたが、1965年に、本社をストックホルムへ移したことを機に、スカンジナビア航空の保有するダグラス DC-8を使用して運航を開始した。
その後、2機のボーイング727も投入され、やがてスカンジナビア周辺地域で最大のチャーター便運航会社となっていた。
さらに、定員を増やすため、エアバス A300を導入したものの利用客数が予想以上に大きく、客席数が捌ききれなかったため、さらに定員の多いマクドネル・ダグラス DC-10へ置き換えられている。
1980年代には年間200万人に利用されたが、1994年1月1日にコンエアーと合併し消滅。
後にプレミエアー(現、トーマス・クック航空スカンジナビア)となっている。
スカンエアではDC -10を改良型を含めて12機所有していた。

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