Irinia arcuata

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初期のアサフス目の一つで、全体的に丸みを帯びた体形をしております。見た目は、Asaphida(目)の仲間とかけ離れている様に見えますが、頭部の丸さや、これから発達していくであろう尾部も確認できます。裏面には、ネガですがこの地の代表種、保存状態の良いHatangia scitaが3体ほど残っています。シベリアの三葉虫は、近年は見た目だけでは考えられない位に高額化していて、今購入しようとすると驚く金額となっています。世界自然遺産に登録され、(この産出地は登録地ではないとされる)入手ができないという事もありますが、アクセスが全三葉虫産地でも最も厳しいと思われ、調達コストが非常に高いのも一因かと思います。

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