Elrathia kingi

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三葉虫に関心が無い一般人でも三葉虫位は認識されているのでしょうが、三葉虫とはどんな姿?といって、思い浮かぶのが本種でないかと思います。それは教科書に載っていたり、博物館等のお土産で安価で入手できる唯一身近な三葉虫かもしれません。しかし、この種類、種名が混乱していてE.kingiiなのかE.kingiなのか情報が多すぎる事もあり特定できず、私もE.kingiiと思っていましたが、E.kingiが記載された名前と分かりました。大量に出回る本種ですが、多くは自在頬が欠損している標本が大部分です。完全体でも4cmを超える標本は意外に高価だったりします。この標本は右側葉に噛まれ痕(Bite Mark)が治癒した痕跡が残っています。この痕については、本当に噛まれたかを含め諸説ありますが、圧倒的に数が少ないのでコレクターの間ではプレミアがつきます。

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