- Trilobites Museum
- 1F Cambrian period
- Housia vacuna
Housia vacuna
McKay Groupの初期アサフスの中では、後のアサフスに近い特徴が見える種類だと思います。しかし近年の分類によると所属しているPterocephaliidae(科)は、新設されたOlenida(目)に移籍する説があります。側葉の最尾側に棘があるのがH.canadensis、無いタイプのHousiaが本種という認識です。Housiaという種類は市場を見ていると比較的多く見かけるのですが、状態の良い満足できるような標本が滅多にありません。この標本は、Ventral(裏掘り)ですが、写真で見る限り裏側には見えないと思います。
Trilobites
2020/08/19ORM2019年01月04日 23:03
この産地の三葉虫の中では一番多く見かけた気がします。ただおっしゃるように保存状態の良いものは少なく、緑がかった境界不明瞭なぼけたような標本ばかりで、あまり購入する気になりませんでした。この標本は胸節やfacial sutureなど明瞭でしっかりした標本ですね。
2019年01月04日 23:44
> ORMさん
McKay Groupのよく分からない一般種と思ってスルーしてきた種ですが、いざ良い個体を探そうとした時に実は困難であることに気が付きますよね。モロッコの小型Asaphellus sp.なんかも似たような境遇だと思っています。