筆で塗装する24 3

非常に微妙ですが、塗装面がデコボコだったのが平滑になっていく様子です。

濃い塗料を塗ってしまえば早く仕上がりますが、後々隠れた引けやくすみの原因になることが有るのであくまでも薄塗りを研いで薄くして重ねる方法が深みを出します。

10回程度ではまだまだデコボコは取れません。

白くなっているところは空気が入っています。

光の当たり具合で変わります。だいぶデコボコが減って来ました。

大きく黒い島が仕掛けの山の痕、銀色が薄く主張が足りないです、銀のリングが極細なので周りの光に負けてしまいました。

やっと全体が平滑になってきましたよ！

白くモヤモヤした部分が紋紗塗の炭粉の痕、仕掛けの山の黒いは艶で白い部分は艶消し、

気泡が出来上がる前の様子、炭粉のデコボコがまだ良く見えます、この段階が一番難しく、シェルチップ、仕掛けの山、炭粉、硬さの異なる素材で構成される表面を均一に研ぎださなくてななりません。

特に炭粉は手で潰れる程柔らかいので初期から度々塗料で固めないと簡単に削れて無くなってしまいます。

外装が仕上がって来るとそろそろ内部部品も整備していきます。

ペン芯とカートリッジホルダー、ペン芯の後端にはゴムブッシュがありカートリッジホルダーで機密を保ちます、度々分解する場所では無いですが、次回の分解時の為にシリコングリスを塗ってセットします。

ペン芯が無い状態のペン先、切り割（真ん中のスリット）の周囲に極僅かに盛り上がりが見て取れます、その周囲には荒れたままの下地、何れもPILOTエリートのペン先技術の粋で荒れた面はインク溜まりと作用しスリットの盛り上がりはペン芯との隙間を作り更にスリットへのインク導入を助けます。ここら辺は物理特性や流体力学です。

このペン先はEFで極細ですこのままでは右の字の様に細く薄いので、スリットを開いてインクの出方を多くすると、濃く書ける様になります。

ボディー側も乾き、仕上がってきたので各部品をセットします。

シェルチップ、炭粉、仕掛けの黒

今回は初めてで仕掛け工程テストなので仕掛けも炭粉もクリアに沈めましたが、何となく掴めてきたので、次回は炭粉の部分を露出させた仕上がりに挑戦してみようと思います。

黒にまだら模様の白、非常に地味に見えます。今回は下地の銀色が薄く明確な黒の縁取りが現れずぼやけた印象になりましたがこれも津軽塗。津軽塗は塗料の水分管理（粘度)が大切です！

#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考にならない

#比較にならない

#変態加工部

#又変なことやってる