筆で塗装するⅩⅦ 3

初版 2021/04/12 20:30

改訂 2021/04/15 08:26

モッコリシェイプが出来上がりました、始めは薄めのブルーを乗せてシェルシートのデコボコに溜まったりさせます。この時点で微かにシュガーパウダーを混ぜて奥行き感を出します。

光が当たるとわかるくらいのブルーとシュガーパウダー、織り目によって反射位置が変わります。


下地処理で1000辺りでペーパー掛けしてクリアブルーを一度塗り、青さを決めます。光っているのはシュガーパウダー。

青が決まったらクリア塗料を重ね塗りして外径の調整と深みを出します。

各重ね塗りの毎にシュガーパウダーをほんの少しふりかけます。

外径が決まったので磨きの段取り、

ペン先は60年代のポケットシリーズ、固めのポスティングを用意しています。

ダイソーのルーターでバフ掛けしてペン先も書き易く調整しました。

需要はあまり無いと思いますが万年筆の構造のお話です


インクカートリッジをセットして少し経ち、スリットの丸い穴に見える溝にインクが流れた瞬間です、溝の周りはまだ乾いています。

プラチナ万年筆のペン芯はクリア素材で出来ているのでインクが流れるとペン芯がインクで染まります、流れ込んだ瞬間なので全体に廻っていません、裏から見てハートホールだけ乾いて真ん中のスリットの溝だけ黒くインクが見えます、非常にマニアック過ぎて需要はないと思いますが、、、。

れれPAのバルタン星人ライクな一本が出来ました。

シュガーパウダーが何層にも埋まっているので光の加減でキラキラ具合が変化します。


分割嵌合部分もキレイに合っています、写真ではシェルシートが沈んでいますが持つと良く見えます。

蒼めのデスクペン、シェルシートを沈めるのも有りですなぁ。

固めのペン先、太いボディーにマッチして書き易い一本が出来ました!


#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考

#比較

#変態加工部

#又変なことやってる

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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    レイレイ

    2021/04/12

    超深い青😍
    シュガーパウダーを1層にしないところが驚きました😵
    私なら最後の1層だけにしていたでしょうね😋
    数層に分けることで、確かに、常に光り方が変わるでしょう😊
    それに複雑なパウダーの重なりが出ているはず。
    これは、真似させて貰いまーす👏😆

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    • 面倒くさい事をするのがまぁ深みとかに繋がる様に思います。

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    ace

    2021/04/13

    クリアブルーになるとハリウッド感がでますね✨🤔

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    sat-2019

    2021/04/14

    すごく宇宙を感じさせる、青が美しいデザインですね…しかし、皆さん手先が器用で羨ましいです(^^ゞ

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    • ありがとうございます。そう言っていただけると励みになりますよぉ!

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