筆で塗装するⅩⅥ 3

初版 2021/04/10 08:18

改訂 2021/04/10 11:36

幾度目か塗っては研いでを繰り返し、ラミー2000の軸径11.8㎜位になりました。

今回の改造はディティールの変更も兼ねたので、色々各万年筆の採寸を行い改めてバウハウスのデザイン力の凄さに圧倒されたことを付け加えておきたいと思います。

シェルシートを貼り込むにあたり、場所によってカーボンブレードホースの厚さが異なる(持ち手の部位はカーボン繊維が二重)ので貼り込み後の高さ調整が重要になっています、作業性の良さと加工時間短縮の為UVレジンを使用して段差を埋める透明なパテとしました、何度か薄く塗り重ねて高さを稼いで同時に隙間埋めも出来、作業時間も数秒で進められるので今後の標準になり得ます。今回は透明のUVレジンだけですが隙間埋めやへこみの修正には黒等色付きも有りだと思います。又シェルシートの発色の良さもUVレジンの良質なクリア層のおかげでかもしれません。

次回はシェルシートの接着自体UVレジンでやってみようかと思います。

そしてやはりシェルシートは一次曲げはある程度可能ですが捻じりを入れた二次曲げは難易度が飛躍的に上がると再確認できました。しかしながら溝を彫り込み添わせながら貼り込んで行けば何とか逝けそうなことも分かり、挑戦のし甲斐は出て来ました。途中でれれPAさんとシェルシートの貼り方を検討したり非常に有意義な挑戦でした。

デザインの肝である分割嵌合部の合せ目もうまくいきました。

シェルシート180度捻じり曲げ加工の完了です、今回は巷の螺鈿万年筆に螺旋状のデザインが存在しない訳を思い知りました、普通の漆塗での貼り付けは漆の粘着力を利用して貼るのでこの様な無茶苦茶な加工は出来ませんので充分に変態加工部の面目躍如だと自負しております。ペン先はプラチナの#2小型のK18細軟、1960年代のポケットから拝借

うわ!持ちやすい!これは詳細なデータ取りと、もう一本作って工程の再確認をしないといけません!


#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考

#力が欲しいか?

#変態加工部

#又変なことやってる

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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    レイレイ

    2021/04/10

    やっぱり結局うまくやっちゃうんだなぁこれが、の、そんなところに物凄く惹かれちゃうんだなーわたしは。
    未だにシェルの硬さを全く理解してない私なので、思いつくまま、気付いたこと、変なこと言うかもw
    でも変態加工してる人だから何言っても大丈夫ですよねぇ〜😁😁
    捻り接着お疲れ様でした。

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    • 自分用なので、粗は粗として次回次々回の餌と思っています、今回もシェルシートの割れ折れは合計8か所有ります、その都度なるべく判らない様に継いでいますよ。でもわからない人のアイディア程やってるこっちにしたら目から鱗が落ちる思いにさせられるし発想の転換に役立つ情報になります。今回もテープの話で飛躍的に工程の向上がありました。

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    sat-2019

    2021/04/10

    とても美しく、かつ持ちやすそうなデザインですね。
    これなら楽に字が書けそうですね!

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    • ありがとうございます。禿美になります!

        彡⌒ ミ
      ⊂(´・ω・`)  禿げてなんてないよ!
       /    ,9m
       し―-J

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      sat-2019

      2021/04/10

      可愛いAAあざーす😊

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