バスコレクション 【第30弾】 東急バス 高速バス ミルキーウェイ 三菱ふそうエアロクイーン MS729

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東急バス 高速バス 
ミルキーウェイ 
三菱ふそうエアロクイーン MS729

ミルキーウェイは、東急バスが運行していた夜行高速バスある。
渋谷を拠点に和歌山線・酒田線・出雲線・神戸線の4路線が存在した。
1986年にノクターン号(東京(品川・浜松町)〜弘前)の大ヒットにより、大都市と地方都市を結ぶ夜行高速バスの開設がブームとなった1980年代後半頃、東急も地方バス事業者と共同運行で夜行高速バス「ミルキーウェイ」を登場させた。 
愛称の「ミルキーウェイ」は英語で「銀河系」「天の川」の意味であり、当時夜行高速バスには「夜」をイメージしたネーミングが流行していたのにあやかったもの(ただし「ミルキーウェイ」を名乗ったのは東急担当便のみで、各共同運行会社は独自の愛称だった)。
このミルキーウェイ路線もヒットし、東急と各社が共同運行していた4路線は、いずれも乗車率は悪くなかったものの(現在でも各路線とも度々増車される場合が多いことや、出雲市線「スサノオ号」ではダブルデッカー車(三菱ふそう・エアロキング)が導入されるなど、需要の高さがうかがえる)、夜行高速バスの運行コストは年々増大していく一方であり、特に東急の場合は人件費率がネックとなった。
このような情勢もあり、東急バスは1998年限りでの夜行高速バスからの全面撤退した。
ミルキーウェイも消滅し、車歴の若かったバスは神姫バスや東急グループの宗谷バス、北海道北見バスに譲渡されている。
それ以降、東急バスの運行する高速道路線は、空港連絡リムジンバスなどの高速直行便にシフトしていったが、
子会社の東急トランセが2016年4月より夜行高速バスへ再び参入したことにより東急系列での夜行高速バス路線が18年ぶりに復活した。
また、それに合わせて同社の三菱ふそうエアロエースでミルキーウェイの塗装をモチーフした車両も登場している。

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