ドラゴン 【1/400】 日本航空 B767-200 旧塗装

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日本航空 B767-200 旧塗装
レジ JA8232

ボーイング社が開発したB767-200は1981年から1994年まで生産された 767シリーズの最初期モデルである。1981年初飛行し、1982年にはローンチカスタマーのユナイテッド航空へ初号機が納入された。
当初は、機長、副操縦士、航空機関士の3名による操縦を想定して開発されていたが、アメリカ政府から「2人乗務でも安全運航が可能」という結論が発表されのち、この頃、ライバル会社であるエアバスが開発するA310が2名による運航を本格化したため、2名乗務へ設計変更されている。
航続距離は767-200が7,200キロメートル、航続距離を延長した改良型の767-200ERは12,200キロメートルとなっている。
日本航空では、長らく国内線や短距離国際線で活躍していたDC-8-61の置き換え用として1985年に3機が導入されたのみで、後はストレッチ型の300型に発注を切り替えている。
座席数は200席であったが、活躍当時の国内線や短距離国際線のジェット機が300席クラスになっていく中で200席は、非常に微妙な立ち位置であった。
それでも当時の国内線用の小型ジェット機の座席数(だいたいB737–400で150席くらい)と国際線用座席数(B767-300で270席)の間を埋める機材として重宝されていた。
このようなことから、小型機を中心に運行していた日本トランスオーシャン航空に1号機と2号機がリースされていたこともあった。
日本航空が日本エアシステムと合併後、JASより数々の機材が入ってきて活躍する中、なおさら存在感は薄れており、2010年頃にひっそりと姿を消している。
モデルは、ドラゴンより2000年代初頭に発売されたもので2号機のJA8232がモデルになっている。
数多くのメーカーが300型を出していた中、影の薄かった200型を発売したことによくもまあこの機体を製品化したなと感嘆したものである。

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