Pseudophillipsia(Nodiphillipsia) hanaokensis

0

金生山といえば、言わずと知れた日本の古生物学発祥の地、古くから化石の産出が知られてきました。しかし、工業用石灰の採取地として露天掘りがされていることもあり、近年は立ち入りが出来なくなっています。ペルム紀の地層が広がる金生山ですが、三葉虫の産出は比較的新しく昭和40年代後半まで無かった様です。この標本は、僅か数日だけ立ち入ることが出来た際に採取できたもので、現在はこの地層は失われているそうです。また世界的に見て、三葉虫が採取できる最も新しい時代の三葉虫であり、絶滅期の三葉虫の姿として非常に貴重な標本であります。

Default
  • File

    Trilobites

    2020/06/24

    まっきー2016年08月03日 07:46
    おー!!これが例のペルム紀終わりの貴重な三葉虫の化石ですかー(*≧∀≦*)もう採集できないのはホント残念ですが、後々に残したい貴重な化石ですね!

    2016年08月03日 21:34
    > まっきーさん 
    只でさえペルム紀の三葉虫は貴重ですが、それらの多くも前期のもの、最も新しい時代の三葉虫の希少さは、なかなか伝わり難いですね。普通の三葉虫コレクターでも、この手の標本は手を出さない方のが多いいでしょうね。

    ORM 2016年08月06日 17:37
    綱レベルで見ればあらゆる生物種の中でも最高の繁栄を享受した三葉虫でも、遂には滅んでしまうものなんですね。まさに盛者必衰ですね。
    それにしても、最期の三葉虫が日本で産出するというのはホントに素晴らしい事ですね。

    2016年08月06日 19:48
    > ORMさん 
    三葉虫のコレクターは、日本においては世界的に見ても多いと思うのですが、立派な外国産を収集している収集派コレクターと国産の採取を中心としている採取派コレクターと2分してますね。私も含め外国産中心の購入派は、国産は貧弱で部分ばかりなので、集めるに至らない方が多いと思いますが、世界的に見て貴重なペルム紀産が以外にも日本産が最も多いというのは、意外であり嬉しいことですよね。

    ORM 2016年08月07日 07:18
    外国産は収集する一方で、国内化石は購入でと言うよりも、三葉虫含めやはり採集してみたいものです。ただ本気で採集となると、第一選択は東北になると思うのですが、もう少しアクセスし易い場所にあってくれればなあと思ってしまいます。

    2016年08月07日 08:40
    > ORMさん 
    そうですよね。国産産地も閉鎖、消滅が多くなり採集も容易ではないですよね。産地を知っている方と同行しなければ、近くに行っても徒労に終わりそうですし。国産といえど金生山の様な閉鎖産地は、もう購入以外に選択肢は無い所も多いです。この標本も外国産地のそこそこ立派な標本が買える価格でした。

    返信する