Pseudophillipsia(Nodiphillipsia) hanaokensis
金生山といえば、言わずと知れた日本の古生物学発祥の地、古くから化石の産出が知られてきました。しかし、工業用石灰の採取地として露天掘りがされていることもあり、近年は立ち入りが出来なくなっています。ペルム紀の地層が広がる金生山ですが、三葉虫の産出は比較的新しく昭和40年代後半まで無かった様です。この標本は、僅か数日だけ立ち入ることが出来た際に採取できたもので、現在はこの地層は失われているそうです。また世界的に見て、三葉虫が採取できる最も新しい時代の三葉虫であり、絶滅期の三葉虫の姿として非常に貴重な標本であります。
Upper Permian
Phillipsiidae,Proetoidea,Proetida
TRI-562
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Trilobites