Dolerolenus zoppii

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イタリアの三葉虫などコレクターでも知名度が低いですが、コレクターのバイブルといえる「The Back to the Past Museum Guide to Trilobites/TRILOBITI - Guida essenziale al riconoscimento e classificazione」では、複数ページを割いて載っているのは思い出せると思います。地中海に浮かぶサルデーニャ島、その南西部に古いカンブリア紀の地層があり、本種が代表種として産出します。数少ない同種の標本を参照すると平坦で派手さは無いですが、大き目のフリル状の胸部などの特徴はあります。

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    ktr

    2023/11/01 - 編集済み

    見た目的には「ん?」という感じですが、産地を聞くとのけぞりますね。
    よくこんなものが手に入りましたね。
    超レア産地の代表種なんて、三葉虫コレクションのまさに醍醐味ですね。
    久しぶりにBPMの図鑑を引っぱり出して、眺めてしまいました。

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      Trilobites

      2023/11/01

      産地を見ずに、この状態だけ見ると私も普通は手を出しませんが、産地を見て驚いたのは私も同じです。状態云々というか、この20年位に一度もチャンスは無かったと思いますからね。ケネディ氏から入手なので、現実味があります。これを入手して、自分には縁がないものと素通りに近い状態だったBPMの図鑑を改めてみてみると、三葉虫の産出する地層では、欧州でも最も古いですし、色々な後世の三葉虫の祖先である可能性もありますね。

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    trilobite.person (orm)

    2023/11/01 - 編集済み

    ちょうど、ふぉっしるさんで類似種を売り出しておりますね。最もあちらは中国産ですが。イタリア産は、流石に個人所有レベルで見るのは初めてです。新BPM図鑑で見ても、全体像が掲載された復元図は同属別種のようですが(P142)、本種もやはり特徴的な尾部(胸部同様フリル状の一対の棘)をしているのでしょうか。

    stage3のseries2ということで、三葉虫として最古級であるのも、個人的に興味深い点です。

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      Trilobites

      2023/11/02

      本種の全体像は、中国産のが分かりやすく、代表的な所だとMalungia laevigataと、ほぼ同じではと思います。イタリア産も記載年などみると、結構古くから知られていたようですが、市場に出て来ないのは、法律等で規制がされているためと思っています。情報がBPMの図鑑しかほぼ無いのですが、標本を入手してみるとイタリア産にも興味が湧いてきました。

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