筆で塗装する 25 26  序章

初版 2021/05/15 11:30

改訂 2021/05/15 17:55

今回は紋紗塗に再挑戦です、艶在り艶無しの二本立て。

先ずはパイロットのデスクペン、本来鉄ペンで安いものだが廃版になって久しい。

ふと、型番で調べたらゾンでは3000~6000などといった法外な値段で販売されているのでビックリしました、こんなん引き出しに幾らでもあるがな!

愚痴はさておいてこのP-DPN-70B-EFは昔のエリートのペン先と同じ様な形状をしています。しかしながら決定的な違いはペン先がペン芯に嵌合式になっていると云う事。変則五角絞りでペン芯に装着されています(左端)真ん中はエリートK18、基本のシルエットは同じです。


ペン先だけの比較、ハートホールの位置や飾り穴の位置も同寸ですが全長がエリートの方が長くなっています。これはペン芯を少し削ります。首軸への固定はペン芯がペン先を首軸に下から押さえつけるので大丈夫です、(エリートと同じ固定形式)ペン芯を削る位置は罫書いて正確に削ります。

インクのスリット二本分ペン先の乗る部分を削りセットします。

軸側の部品は三つ、前軸後軸中間リングです

今回もリングは使用しないのでジャンクボックスへ。この段差を無くします。

ヤスリとペーパー掛けでストレートにしました。

デスクペンのシルエットは美しいですなぁ。

パイロットとプラチナのデスクペンです、あまり気にしませんでしたがプラチナ製は随分短いですねぇ。

プラチナのデスクペンはパイロットとは逆に段差にカーボンブレードホースを巻き付け太くします


カーボンを削ってストレートに


この後全体にカーボンブレードホースを巻き付けます


装着中のカーボンブレードホース、自由度はかなり高い。

先ずは後端の固定をします、此の後ゆっくりしごきながら先端に向かって繊維を添わせていきます。最終的には切ってしまいますが、かなり引っ張るのでバラケ防止に後端のこの部分にもアロンアルフアを流します

引っ張って目を揃えたら兎に角急いで大量にアロンアルフアを塗りつけます!

特にペン先の開口部にはたっぷりと染み込ませてます。

塗り終えたらテフロンテープできつく巻いてカーボンブレードホースを密着させます。

1~2分間でテフロンテープを剥します

ペン先の開口部は穴を開けながら跳ねた繊維をアロンアルフアで固定しながら形に沿って切り抜きます

端部の処理が出来たら全体のカーボン目を消す位に研ぎ出して下地の完成です

切り離しもバッチリ!

パイロット、プラチナ共下地の黒を塗っておきます。

パイロットは段差取りだけで下塗り黒をそのまま塗ります。



#スットコドッコイ

#反省?聞いた事有りません

#改造

#参考

#比較

#参考

#比較

とんと趣味というジャンルから遠ざかって幾年月、数十年ぶりに万年筆に触れて、ふとかみさんに最近『貴方の手は何時も青いのねぇ』と言われ少しずつ心に隙間を増やしていけそうな気がした。

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    レイレイ

    2021/05/15

    途中はあんなユルユル素材なんですね…不思議素材だ

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