セーラーショート軸の整備

セーラーショートです,書いていて何かがおかしい、、、。良く見てみるとペン先とペン芯が離れていますね、この状態でも普通に書けてしまうのが国産の素晴らしさですが、宜しく無い!

では早速分解です、右上のインクコレクター部分（ペン芯押えコンバーター受け）は自作の専用工具を使用します。

ペン芯から離れているのはへの五角絞りの抱き付き部分が少し緩くなって居ました、左右対称では無く本来のアールも歪んでいます、そこでペンチを使い絞り直します。分解したついでにペン芯側のスリットもカッターで汚れを攫っておきます。（カッターと言っていますが本当はシックスネスゲージと云う測定器をスリット幅に合わせて特殊工具として溝攫い用に作成）

この絞りと同時にペン先の裏からスリット部分をツボ押しの要領で擦り押し伸します。

これによりペンチで絞った事に依るペン先の拡がりを矯正すると同時にペン先を下に向けで絞りました。この後セットする前にペン芯側は湯煎にて柔らかくしておきます、程度は違いますが焼入れ焼き戻しと同じ考え方です。

しごいた事により、よく詰まったペン先になりました。

温めたペン芯をゆっくり上側に逸らして装着して水に漬けて確認、下見向けたペン先としっかり張り付いていますね

スリットも広く先端がしっかり窄まり、切り割もセンターに有り上出来ですね～さて試筆です。

おぉ、フワフワ感が無くなりきりっとしてなかなか良いですね♡インクフローも抜群です。

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